第四回「契約のテーマをしっかり確認」
司会:『前回は、塗装を価格で決めないということで、まぁ安易に安い物…金額だけで安い物を選んでしまうと〝安物買いの銭失い〟じゃないんですけれど、コスト高になってしまう可能性もあるよということでした。そして今日は一歩進んで契約書というお話なんですけれども、契約書は大切ですよね。』
澤田:『そうですね。やはり高額なお買い物ですから、しっかりとした契約書を交わす必要があります。そして契約書といっても、一番は保証が何年あるかだとか、もちろん細かい部分まで見積が契約書には添付されてると思うんですけど、そういった細かい部分まで見積が記載されているか、というところが契約書の中で重要な所になります。』
司会;『これは業者さんによって契約書って全然違ったりするものなんですか?』
澤田:『そうですね。業者によって契約書の内容というのは変わってきます。そして、やはり会社によって保証があるかないか、何年保証なのかというところが変わってきますけれど、やはり今後10年、15年と塗り替えをしていくうえで、保証期間というのが重要になってきます。』
司会:『一番見なきゃいけないというのは、〝保証〟という部分なんですね。具体的に保証がついてると、何をしてくれるんですか?』
澤田:『保証がついてるとですね、万が一塗料が剥がれてきたりだとか、艶がもう1年もしないうちになくなっちゃたりだとか、いろいろな不具合が起きてくるんですけど、そういったのに保証期間中は無償で保証しますっていうのが補償内容になります。』
司会:『なるほど。この保証がきちんとついていないと、トラブルになったりすることもあるんでしょうか?』
澤田:『そうですね。弊社の場合はだいたい7年から10年の保証を出してるんですけれど、なぜ出しているのかと言えば見積通りの塗料を使って、見積通りの塗り替え数でしっかりとした施工をしているからこその保証というのが出せるんですけど、やはり保証が出せないっていうところは何かある、と。しっかりした工事をすれば保証は出せるんですけど…』
司会:『何か、というのは具体的にどんなことが?』
澤田:『よくあるのは手抜き工事だったり、違う塗料を使っていたりだったり…。そういうところでコストダウンしている場合、やはりちゃんとした7年だとか、10年だとかしっかりした保証は会社として出せないですね』
司会:『そうですね』
澤田:『そうですね。しっかりとした仕事をせずに、5年10年の保証を出したりしていて、5年10年後には無償の工事になってしまっては結局会社がなくなってしまうんじゃないか…と思います。』
司会:『なるほど。まずは保証をしっかり見て、もう一度あとは何をやってくれるのか、塗料は何を使うのか、どこを塗るのかっていうことも契約の時点で見直した方がいいですよね』
澤田;『そうですね。できれば契約を交わす前に外で実際に建物を一つずつ見ながら、見積の項目を確認してやっていくのがいいのかなと思います。一つずつ不安を解消していくっていうような形で進めて頂きまして、ひとつでもまだ分からないクエスチョンがある場合は、クエスチョンが消えるまでしっかりと確認して頂けると失敗しない塗料工事ができるのかな、と思います。』
司会:『なるほど。一緒に家の外に出て、どこをどんな風に塗るのか、あそこは塗る、ここは塗らない、っていうのを確認した方がいいってことなんですね。細かいところまで確認して、しっかりとした説明を受けて信頼関係をしっかりと築いて、高いお買い物ですから、しっかりとした工事ができると、みんなハッピーですよね。』
澤田:『そうですね。お互いハッピーハッピーな関係が一番いいと思います。(笑)』
司会:『そうですね。契約書、特に保証をしっかり内容を確認して、ハッピーハッピーでまいりましょう!』