アパートの外壁塗装費用はいくら?相場や耐用年数を解説

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アパートも年月が経過すると外壁が劣化してくるので、劣化の状態に合わせて外壁塗装でメンテナンスをする必要があります。本記事では、アパートの外壁塗装をするメリットや必要性について解説しています。他にも、アパート外壁塗装の価格相場や塗料の耐用年数、アパートの外壁塗装のタイミングについても紹介しているので、気になる方はどうぞご覧ください。

目次

アパートの外壁塗装をするメリット、必要性

まずはアパートの外壁塗装をするメリットと必要性について見ていきましょう。

 

  • 外観を綺麗に保てる
  • 建物の耐久性を保てる
  • カビの発生を抑える
  • 節電効果がある
  • アパートの資産価値を保てる

 

それぞれのメリット・必要性について詳しく解説していきます。

外観を綺麗に保てる

まず、外壁塗装をすることで、外観を綺麗に保つことができます。年月とともに汚れたり色褪せたりする外観は、定期的にメンテナンスを行って綺麗な状態を保たなければなりません。見た目が綺麗なアパートは、オーナーがきちんと管理していることを周囲にアピールすることも可能です。イメージアップにもつながり、入居者を募りやすくもなります。

建物の耐久性を保てる

外壁塗装は、雨や風・紫外線などから建物を守る役割があります。塗装によって外壁に防水機能が備わるため、外壁がひび割れたりといった劣化症状を防止することも可能です。防水性が不十分だと、雨が染み込みやすくなってシミやカビ・苔などが繁殖しやすくなります。

 

また、外壁がひび割れたりすると割れた部分から雨漏りしたり、建物内部を腐食させる危険性もあります。シロアリやダニなどが発生する恐れもあるため、外壁塗装によって適切なメンテナンスを行わなければなりません。

 

定期的に外壁塗装によるメンテナンスを行うことで、建物の耐久性を保つことが可能です。アパートに暮らす居住者が安心して暮らせるように、アパートの機能面を維持させるのはとても重要なことです。

カビの発生を抑える

外壁塗装による外壁のメンテナンスを怠ると、外壁の防水機能が失われてカビや藻が生えやすくなります。

 

カビにはアレルギー被害を引き起こす危険性があるため、カビを放置することで居住者の健康に害を及ぼしたりする恐れもあるのです。他にも、建物内部まで雨漏りするとダニやシロアリが発生する恐れもあります。ダニの死骸やフンもアレルギー反応を引き起こす恐れがあるため、居住者が安心して暮らすためにも外壁のメンテナンスを行ってカビやダニなどの発生を抑えなければなりません。

節電効果がある

外壁塗装に使う塗料の中には、断熱塗料や遮熱塗料があります。これらの塗料を使用すれば、室内が外気の影響を受けにくくなって暖房・冷房効率を上げることにつながり、節電効果も期待できます。

 

断熱塗料や遮熱塗料を使うと少し費用が高くなってしまいますが、居住者がより快適に暮らせるようになるでしょう。居住者からの満足度が上がれば、退去率が下がることも期待できます。また、内見者が来たときに、断熱塗料・遮熱塗料を使用していることをアピール材料として使うことで、新たな入居者獲得にもつながるでしょう。

アパートの資産価値を保てる

建物の資産価値は、年月の経過とともに下がっていきます。しかし、定期的に賢くメンテナンスを行えば、資産価値を長期的に保つことも可能です。外壁塗装もアパートの資産価値を保つために有効な手段の1つです。建物の美観を美しく保つだけでなく、建物の防水性を保つので、家の劣化を遅らせる効果もあります。

 

また、外壁のメンテナンスをする際には、必要に応じて以下の工事も行うようにしましょう。

 

  • コーキング工事
  • 屋根・ベランダ・バルコニーなどの防水工事

コーキング工事

コーキング工事とは、外壁材の繋ぎ目部分や窓サッシ・配管まわりにできる隙間を埋めて建物の防水性を維持するために使われるコーキング材の充填工事のことです。コーキング材は、大体10年程度で割れたり剥がれたりといった劣化症状が出始めます。割れた箇所から雨水が侵入すると雨漏りを引き起こす恐れがあるため、外壁のメンテナンスの時に一緒にコーキング材を充填してもらうようにしましょう。

屋根・ベランダ・バルコニー防水工事

屋根・ベランダ・バルコニーも防水機能が低下すると下の階にある部屋へ雨漏りが発生する恐れがあります。雨漏りすると下の階の人に迷惑をかけるだけでなく、建物そのものの劣化も早めてアパートの資産価値を著しく下げてしまうことになるのです。外壁のメンテナンスと一緒に、屋根・ベランダ・バルコニーのメンテナンスをすることをおすすめします。

定期的なメンテナンスで維持費用を節約できる

アパートの外壁塗装には100万円以上の費用がかかるため、どうしても先延ばしにしたくなるかもしれません。しかし、外壁の定期的なメンテナンスを怠ると、アパートの資産価値や入居率の低下などのデメリットが生じます。

 

また、メンテナンスを放置すると外壁塗装だけでなく構造分の修繕や外壁材の張替えなどの余分な修繕費もかかってくる可能性があります。そういったデメリットも考えると、定期的にメンテナンスを行うのが最も経済的で、維持費用の節約につながるのです。計画的にメンテナンスができるように、修繕費を用意しておくようにしましょう。

アパートの外壁塗装価格相場

アパートの外壁塗装の価格相場を見ていきましょう。階数ごと・塗料別に費用相場を解説していますので、参考にしてみてください。また、外壁塗装の施工期間がどのくらいになるのかも見ていきましょう。

階数ごとの費用相場

アパートの外壁塗装にかかる費用は、2階建てが120〜300万円、3階建てが150〜400万円です。ここにさらに足場の費用も加わってきます。

 

足場費用の相場は大体1㎡あたりで700〜900円程度、メッシュシートは1㎡あたり100〜200円程度です。メッシュシートとは外壁塗装工事中に周りに飛散するのを防止したり、職人の落下を防止したりするためにつけられるネットのことです。メッシュシートは、安全な作業をするために必要なものなので、きちんと見積もりに含まれているかどうかを確認しましょう。

塗料別の費用相場

外壁塗装は使う塗料の種類によって費用相場が変わってきます。大体の価格帯を以下にまとめてみました。

 

  • アクリル塗料 900〜1,300円/㎡
  • ウレタン塗料 1,500〜2,500円/㎡
  • シリコン塗料 2,300〜3,500円/㎡
  • フッ素塗料 3,500〜4,800円/㎡
  • ラジカル塗料  2,200〜4,000円/㎡
  • セラミック塗料  2,300〜4,500円/㎡
  • 光触媒塗料  3,800〜5,500円/㎡
  • 無機塗料  3,500〜5,500円/㎡

 

種類によって金額に差があるのは、耐用年数の違いがあったり、その塗料の特徴の違いがあるからです。安い塗料を使う方が、1度の塗装工事での費用を抑えられますが、安い塗料の場合耐用年数が10年未満と短く、塗り直しの回数が多くなります。

 

塗り直しの回数が多いと、足場の回数も多くなり、長期的に見るとコストが高くなってしまうのです。1回の塗装工事で多少高くなっても、長期的にみた時に少し高めの塗料を選んだ方が経済的なこともあるので、どんな塗料を使うのかは資金計画をしっかりとした上で決めるようにしましょう。

外壁塗装の費用相場を決める要素

外壁塗装の費用相場を決める要素は主に6つです。

 

  • 塗装面積
  • 塗料のグレード
  • コーキング工事の有無
  • 屋根塗装の有無
  • 付帯部の塗装面積
  • 補修工事の有無

 

それぞれの内容について解説していきます。

塗装面積

塗装面積が増えるとその分費用も高額になります。塗装面積は、坪数(延床面積)×係数(1.7)で計算して算出されます。1㎡あたり2,500円の塗料を使用した場合にかかる費用の目安は大体以下の通りです。

 

  • 30坪(99㎡)の場合、塗装面積168㎡ / 費用相場95〜115万円
  • 35坪(116㎡)の場合、塗装面積196㎡ / 費用相場105〜125万円
  • 40坪(132㎡)の場合、塗装面積224㎡ / 費用相場115〜135万円
  • 45坪(149㎡)の場合、塗装面積252㎡ / 費用相場125〜145万円

 

大体の目安になるため、正確な金額が知りたい場合は業者に見積もりを出してもらって確認するようにしましょう。

塗料のグレード

先にも述べましたが、塗料の種類によって塗装工事にかかる費用が変わってきます。耐用年数や保証期間も確認した上で、どの塗料を使うのかを検討するようにしましょう。

コーキング工事の有無

外壁の繋ぎ目や窓などの開口部分の繋ぎ目に使うコーキング工事が必要な場合、30万円近く費用負担が高くなる可能性があります。

 

コーキング部分が剥がれたり割れたりしていると、雨漏りの原因にもなるため劣化状態が確認できたら費用負担があっても補修してもらうようにしましょう。また、コーキング工事の費用は目地の量でも変わってきます。

 

例えば、モルタルは目地がほぼないため、費用負担は軽くなりますが、ALCの場合サイディングの約1.5倍の長さが必要になってくるため、コーキング工事の費用が高額になりやすいです。

屋根塗装の有無

外壁塗装と同時に屋根塗装を行う人もいます。これは、同時に行うことで足場代を節約できるからです。屋根塗装単体だけなら、30坪の戸建て住宅で約15〜25万円程度の相場で屋根塗装が可能です。

 

屋根の種類によって塗装が必要かどうかが変わってきます。スレート、金属、セメント瓦、モニエル瓦は屋根塗装が必要ですが、粘土瓦は不要です。基本的に、日本瓦などの粘土瓦以外は塗装が必要になるため、該当する人は屋根のメンテナンスで塗装が必要になることを覚えておきましょう。

付帯部の塗装面積

付帯部とは、外壁・屋根以外の部分のことです。

 

  • 破風板
  • 軒天
  • 笠木
  • ベランダ
  • 雨戸
  • デッキ
  • 竪樋
  • 水切り
  • 雨樋
  • 幕板
  • 玄関庇
  • シャッターBOX など

 

上記のような場所が付帯部です。付帯部全体を塗装した場合、10万円近く費用がかかってくることがあります。また、ベランダの防水層のメンテナンスのためにトップコートを塗ることもあり、それも費用がかかってくることになります。

補修工事の有無

外壁にひび割れがあったりすると、その補修をしなければなりません。補修費用は数万円程度ですが、費用負担があることは覚えておきましょう。

外壁塗装の施工期間と工程

アパートの外壁塗装の施工期間は、大体2〜3週間程度です。施工中の天候によっては、多少の前後もありますが、大体この期間が目安と思って良いでしょう。

 

まず塗装作業に必要な足場の設置を1日かけて行い、次に表面の汚れや塗装を高圧洗浄で洗い流していきます。

 

次に下地処理で、ひび割れやサビの手入れ、外壁同士を繋ぐコーキングの補修を行っていきます。外壁の状態によっては時間がかかる作業です。補修作業が終わったら、養生作業を行い塗装工事を開始です。

 

塗装では、基本的に下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りを行います。それぞれに乾かす時間があり、階段やベランダなどの細かい部分は塗装と乾燥に時間がかかることもあります。

 

最後に養生を撤去し、足場を解体したら塗装工事の完了です。

 

このような工程で外壁塗装を行うため、それぞれの工程で必要な工賃や材料費がかかってきます。業者から見積もりを提示してもらった時に、きちんと見積もりに全ての工程が含まれているのかどうか内訳をしっかりと確認するようにしましょう。

アパートの外壁塗装耐用年数

外壁塗装で使う塗料にはそれぞれ耐用年数があります。

 

  • アクリル塗料
  • ウレタン塗料
  • シリコン塗料
  • ラジカル制御塗料
  • フッ素塗料
  • セラミック塗料
  • 光触媒塗料
  • 無機塗料

 

それぞれの塗料の特徴と耐用年数をみていきましょう。

アクリル塗料

アクリル塗料はアクリル樹脂を主成分とした塗料で、30年以上前は外壁塗装でもよく使用されていました。アクリル塗料の価格相場は、900円〜1,300円と安価ですが、耐用年数が3〜5年程度と短いです。色のバリエーションが豊富で、透湿性が高いというメリットがありますが、防汚性が低くて汚れやすいというデメリットもあります。

ウレタン塗料

ウレタン塗料は、低価格で種類が豊富な塗料です。1㎡あたりの費用相場は1,500〜2,500円程度で、耐用年数は5〜10年程度と短めです。

 

メリットには以下のような点があります。

  • 種類が豊富で選択肢の幅が広い
  • 汎用性が高くてどの業者でも安心して任せられる
  • 弾性があるのでひび割れが起きにくい
  • 光沢が出て高級感のある仕上がりになる
  • 施工費用が安い

 

ただ、塗膜が熱によって膨らんだり、耐久性が低いなどのデメリットもあります。

シリコン塗料

シリコン塗料は、シリコン樹脂塗料とも言われています。耐用年数は大体7〜15年程度で、価格は1㎡あたり2,300〜3,500円ほどになります。

 

シリコン系やアクリルシリコン系の合成樹脂が主成分の塗料で、機能性や耐久性に優れています。耐候性も高く、汚れを弾くので外壁塗装によく使われる塗料です。光沢があり、艶が長持ちするというメリットもあります。耐用年数と金額のバランスが良いことから、外壁塗装に使う塗料として人気が高いです。

ラジカル制御型塗料

ラジカル制御型塗料は、耐用年数が8〜16年で費用相場は2,220〜4,000円程度です。

 

ラジカル制御型塗料の「ラジカル」とは、外壁や屋根とそうに含まれている顔料に、酸素・水・紫外線などが触れることで発生する劣化因子のことです。ラジカルは外壁や屋根が劣化する原因の一つで、チョーキング現象を発生させる因子でもあります。この劣化症状を抑えて制御する塗料のことをラジカル制御型塗料と呼ばれています。

 

ラジカル塗料には以下のようなメリットがあります。

  • チョーキング現象が起こりにくく、耐久性が高い
  • 防汚性・防カビ性に優れている
  • コストパフォーマンスが高い
  • 光沢が持続しやすい
  • 様々な下地との相性が良いのでほとんどの住宅の外壁で使用できる
  • 伸びが良いので塗りやすい

 

ただ、ラジカル制御型塗料の主成分である「高耐候酸化チタン」は白色顔料のため、製品によっては黒色などの濃い色が選べない場合もあります。どの色にしたいかによっては、ラジカル制御型よりも他の塗料の方が合っている場合もあるので、外観の色をイメージした上で選ぶようにしましょう。

フッ素塗料

フッ素塗料の耐用年数は12〜20年程度と長く、費用相場は大体3,500〜4,800円程度とこれまで解説した塗料よりも少し価格が高めです。主成分の合成樹脂がフッ素系である、天然石を原料とした塗料で、丈夫で機能性が非常に高く、外壁塗料の中でも最高級の価格帯・機能性を保持しています。

フッ素塗料には以下のようなメリットがあります。

 

  • 耐摩耗性・耐熱性・防汚性に優れている
  • 耐用年数が長い
  • 高級感のある外観を作れる
  • 親水性が高くて汚れが落ちやすい

 

機能が高い分、価格も高額になるため予算と相談した上で選ぶかどうかを決めましょう。

セラミック塗料

セラミック塗料は、セラミックを含有した塗料のことです。耐用年数が10〜25年、価格相場が2,300〜4,500円です。

 

セラミックや天然石を含有しているため、塗装すると美しい石材調のマダラ模様を実現できます。また、断熱や遮熱性能が高いので、室内が外気の影響を受けにくくエアコン効率を上げることも可能です。

光触媒塗料

光触媒塗料とは、太陽の光に反応して汚れを分解するセルフクリーニング効果を持った塗料のことです。耐用年数は、大体10〜20年で、費用は3,800〜5,500円程度になります。

 

光触媒塗料は、太陽の光で汚れが分解されて雨水で洗い流されるため、防汚性が高いという特徴があります。また、セルフクリーニング効果によって汚れを自然に洗い流してくれることから劣化速度も遅く、耐久性の向上にも繋がっているのです。他にも、空気清浄効果もあるため環境にも優しい塗料です。

 

デメリットには、初期費用が高いことや色のバリエーションが少ないこと、セルフクリーニングでは落とせない汚れもあるという点があります。まだ歴史の浅い塗料のため実証結果も多くないので、光触媒塗料を選ぶ際には慎重に選ぶようにしましょう。

無機塗料

無機塗料は、無機物配合の塗料で不燃性に優れています。耐用年数は、10〜25年で費用相場は3,500〜5,500円程度と高めです。無機物とは、石・ガラス・アルミニウムなどのように炭素が含まれていない物質のことで、紫外線に強く劣化しにくい性質があります。

 

メリットには以下のような点があります。

 

  • 耐候性が高く、耐用年数が長い
  • 色褪せ・変色しにくい
  • 防汚性が高い
  • 燃えにくい

 

上記のようにメリットの多い塗料ですが、価格が高く、下地によってはひび割れしやすい場合もあるなどのデメリットもあります。塗装できない素材もあるため、アパートの外壁に何を使用しているかを把握した上で無機塗料を選択肢に入れるようにしてください。

 

アパートの外壁塗装タイミング

アパートの外壁塗装を行うタイミングについて見ていきましょう。

 

  • 劣化症状が発生した時
  • 塗料の耐用年数が近づいてきた時

 

それぞれのタイミングについて解説していきます。

劣化症状が発生した時

外壁の表面にひび割れやカビ・苔・色褪せ・剥がれなどが発生していたり、外壁の表面を手で触った時にチョーキング現象が発生した時は、外壁のメンテナンスをするサインです。

 

これらの劣化症状を放置していると、外壁の防水性が失われてさらに劣化症状が悪化したり、雨漏りや構造部の腐食などさらにひどい状況になる恐れがあります。劣化症状が現れ出したら、外壁塗装のタイミングだと思うようにしましょう。

塗料の耐用年数が近づいてきた時

前回使用した塗料の耐用年数が近づいた時もアパートの外壁塗装のタイミングになります。

先にも述べたように、耐用年数は塗料の種類によって異なります。いつ頃外壁塗装のメンテナンスを行ったのかを記録するなどして管理し、耐用年数が近づいてきたら外壁塗装を検討するようにしましょう。

 

ただ、同じ塗料でも製品や建物がある環境によって耐用年数が異なることがあります。

例えば、アパートが幹線道路沿いや公園などの近くにある場合、外壁が汚れやすかったり傷つきやすかったりします。そのため、一般的な耐用年数よりも早めにメンテナンスを行わなければならない場合もあるのです。定期的に外壁の様子を確認して、塗り替えのタイミングを見計らうのも大切です。

引越し・転居の繁忙期は避ける

外壁塗装は引越しや転居が増える時期は避けるようにしましょう。例えば、毎年3〜4月のように新社会人や学生の引越しが増える時期、9月の転勤時期は引越しが増えます。この時期に外壁塗装工事を行うと、内見者は作業中のところしか見てもらえず良い印象をもたれない可能性があります。

 

また、引越し時期は引越しトラックなどの出入りが多くなったり、入居者がバタバタと荷物を運んだりして忙しい時期でもあって邪魔になる恐れもあるでしょう。できるだけ引越し・転居の繁忙期は避けるようにして外壁塗装工事を行ってください。

アパートの外壁塗装注意点

アパートの外壁塗装工事の注意点について解説していきます。

 

  • 色決めは色見本やサンプルを見て決める
  • 景観ガイドラインを必ず確認する
  • 色の面積効果を理解しておく
  • 入居者や近隣の方へ必ず告知する
  • アパートの外壁工事に慣れた業者に依頼する
  • 屋根やベランダ工事も一緒にするのがおすすめ
  • 500万円以上の工事の場合は建設業許可を持った業者に依頼する

 

それぞれの注意点について見ていきましょう。

色決めは色見本やサンプルを見て決める

アパートの外壁塗装の色を決める際には、必ず色見本やサンプルを見て決めるようにしましょう。カタログの写真だけでは、実際の色とは違って見えるため、必ず実物を業者に用意してもらうようにしてください。

 

また、サンプルはできるだけ大きめのものを用意してもらい、太陽光の下で色味を確認するようにしましょう。晴れた日だけでなく、曇りの日や夕方など、時間や天候によっても見え方が変わってきます。イメージと違う色だったということにならないように、できるだけ様々なシーンで色味をチェックすることでより満足のいく色選びが可能です。

景観ガイドラインを必ず確認する

アパートの外壁塗装をする際には、地域の景観ガイドラインを必ず確認するようにしましょう。多くの地域では建物の外観に関して、規制やガイドラインがあり、これらにしたがって色選びをしなければならず、これは法的な義務でもあります。また、地域のコミュニティとの調和を保つ上でも重要です。地域特有の風景や文化を守るためにも、ガイドラインに沿った色味を選ぶようにしてください。

色の面積効果を理解しておく

色には面積効果があります。同じ色でも、明るい色の場合は面積が広いとより明るく見えて、暗い色だと面積が広いところだとより暗く落ち着いて見えるという現象が起き、これが「面積効果」です。

 

そのため、小さいサンプルで確認した時はイメージ通りの色でも、実際に広い面積で塗装された色を見ると、「思っていたよりも暗かった・明るかった」というような失敗をすることがあります。そういった失敗を防ぐためにも、できるだけ大きなサンプルで色味を確認することも大切なのです。また、色味を確認するときは、面積効果があり色によって見え方や印象が異なることは頭に入れておいてください。

入居者や近隣の方へ必ず告知する

外壁塗装工事の告知は基本的には1ヶ月前までに済ませておくようにしましょう。告知では、工事の期間や作業時間・緊急連絡先・期間延長の可能性があることなどを説明するようにしてください。

 

また、工事期間中は作業員や工事車両の出入りがあることや、作業音や塗料の匂いが発生すること、洗浄作業の際に水を使うため作業中は窓を閉めることなど、詳しく説明が必要です。他にも、カーテンを閉めてもらうように伝えることで入居者のプライバシー保護もできます。

 

入居者だけでなく近隣の方へも必ず説明を忘れないようにしましょう。両隣や向いが一戸建ての場合は直接住民に工事のことを伝えて、集合住宅の場合はオーナーや管理会社を通してそこの住民に伝えてもらうようにしましょう。告知の際には塗装業者と一緒に回ることで、入居者や近隣の方に良い印象を持ってもらえます。

アパートの外壁工事に慣れた業者に依頼する

一戸建てとアパートでは外壁塗装工事の内容も異なってきます。アパートの外壁塗装工事に慣れている業者に依頼するようにしましょう。ホームページの施工事例などを確認することで、アパートと一戸建てのどちらの方が得意なのかを確認することができます。アパートの外壁塗装工事に慣れている業者であれば、入居者や近隣の方への対応にも慣れているので、万が一トラブルがあった時にも安心です。

屋根やベランダ工事も一緒にするのがおすすめ

外壁塗装工事を行う際、屋根やベランダも一緒に塗装工事をするのがおすすめです。外壁塗装では高所作業になるため足場を組まなければなりません。

 

個別に塗装工事を行う場合、それぞれの工事で足場代がかかってきますが同時に全ての工事を行えば足場代は1回分のみで済みます。足場代も1回で20万円近くかかってくることもあるため、できるだけ節約したい場合は業者に屋根やベランダ工事もできないか相談してみましょう。

 

個別に工事をする場合、その都度、入居者や近隣の方への説明も必要になりますが、全てまとめて工事をすれば告知も1度で済むためその点も負担を減らすことができます。

500万円以上の工事の場合は建設業許可を持った業者に依頼する

アパートの規模が大きくて、万が一工事費用が500万円を超える場合、「建設業許可」を持った業者に依頼しなければなりません。外壁塗装工事だけでなく、屋根・ベランダ工事をしたり、外壁の下地処理などで作業工数が増える場合、工事費用が500万円を超える恐れもあります。

 

依頼した業者が建設業許可を持っていないと、見積もりをやり直したり工事内容を減らしたり、業者を選び直したりといったことをしなければなりません。建設業許可を持っているかどうかはホームページの会社概要でも確認できるので、依頼前に確認しておくようにしましょう。また、打ち合わせ時に実際に建設業許可証を見せてもらうのもおすすめです。

アパートの外壁塗装事例

ここからは、エムアールで施工した、アパートの外壁塗装の事例を紹介していきます。

大府市Rマンション外壁塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/54590/

before after
  • 施工エリア:愛知県大府市
  • 工期:約7習慣
  • 費用:500万円以上

 

こちらのアパートの施工前の状態を確認したところ、様々な劣化症状が確認できました。

外壁には爆裂・亀裂・塗膜のめくれがあり、表面を触るとチョーキング現象も発生しています。また、タイル外壁は浮きやひび割れもあり、窓周りのシーリング材は硬化して亀裂・ひび割れも入っています。他にも雨樋や駐輪場にチョーキング現象とサビが確認できたりと外観全体的に劣化症状が確認できました。

 

外壁のチョーキング現象が発生しているということは表面の防水性が失われているということです。このまま放置すると外壁が水分を吸い込んで、コケやカビを発生させて外観がさらに汚れてしまう可能性があります。また、外壁やタイルの割れた部分から水が入り込むと雨漏りの原因にもなるため、早急にメンテナンスをしなければなりません。

 

まずは足場を組み立て、表面を高圧洗浄で汚れを洗い流します。その後、玄関ドア枠や雨樋・軒天・外壁・受水槽・駐輪場などにそれぞれ下地処理を行って、下塗り1回・上塗り2回塗装し、タイル外壁には上塗りを2回施しました。

 

色褪せや汚れで劣化していた外観ですが、塗装することによって明るい外観に生まれ変わっています。

大府市Rアパート外壁塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/54468/

before after
  • 施工エリア:愛知県大府市
  • 工期:約4習慣
  • 費用:250〜300万円

 

アパートの施工前の状態を確認したところ、外壁には退色・チョーキング現象・ひび割れ・浮き・欠け・苔の発生などが確認できました。窓周りのシーリング材は硬化して、亀裂やひび割れによって漏水している状態です。また、アパートの階段も錆びや腐食があり、雨樋や通路床・支柱鉄骨にも様々な劣化症状が確認できていたため、外観全体を塗装することにしました。

 

外壁のこれらの劣化症状は、外壁表面の防水機能が低下していることから発生しています。

このまま放置すると雨漏りや建物内部の下地や構造部の腐食などを引き起こす可能性があり、建物の寿命を縮めてしまいかねません。塗装工事を行って建物の耐久性を高めるようにしましょう。

 

足場を組んで高圧洗浄で表面の汚れを落とした後は、それぞれの部位に下地処理であるケレン作業を行って、下塗り1回・上塗り2回を保護超します。塗装前は薄いオレンジ色でしたが、塗装後はベージュの落ち着いた色に塗り替えられました。

安城市Aアパート外壁・屋根塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/54372/

before after
  • 施工エリア:愛知県安城市
  • 工期:約5習慣
  • 費用:300〜350万円

 

施工前は、外壁には退色・チョーキング・ひび割れ・メクレなどが発生しており、外壁目地は硬化・亀裂・破断している状態でした。また、軒天は反り・滑落・サビが確認できて、隙間も生じています。屋根にも退色やコケがあるなど様々な箇所で劣化が進んでいます。鉄骨階段などの金属部分にもサビなどが目立っており、このまま放置するとさらにサビが進行する恐れがあるため、全体的に塗装工事を行っていくことにしました。

 

足場を組み立て高圧洗浄で屋根・外壁など全て洗浄しました。それぞれの部位に下地処理を施して、下塗りを1回、上塗りを2回行ってメンテナンスの完了です。駐車場のラインも消えていたため、新たに引き直しています。

 

明るく美しい外観を取り戻しました。

安城市Aアパート外壁・屋根塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/53608/

before after
  • 施工エリア:愛知県安城市
  • 工期:約5週間
  • 費用:250〜300万円

 

施工前の状態は、以下のようになっていました。

 

  • 外壁:チョーキング現象が発生。笠木・目地から漏水して浮き・反りも見受けられる。
  • 支柱鉄骨:チョーキング現象の発生。
  • 階段・階段手すり:退色・チョーキング・サビ・腐食の発生
  • 軒天:汚れや蜘蛛の巣の発生
  • 屋根:退色・チョーキング・コケ・ソリが発生 など

 

チョーキング現象が発生しているところが多く、防水機能が低下していることがわかります。防水機能が低下すると、外壁はコケや藻が発生しやすくなり、鉄骨はサビや腐食が進行する恐れがあります。これ以上、劣化症状を進行させないためにも外観全体を塗装によるメンテナンスで修繕していきましょう。

 

足場を組んで高圧洗浄で表面を洗い流した後は、下地処理によるケレン作業を行い、下塗り1回・上塗り2回を施して階段・手すり・軒天・破風・外壁の塗装の完了です。ベージュと薄いブラウンで1階・2階が塗り分けられており、上品な印象の外観になっています。

安城市Hマンション外壁塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/54134/

before after
  • 施工エリア:愛知県安城市
  • 工期:約7週間
  • 費用:500万円以上

 

このHマンションには、以下のような劣化症状が確認できました。

 

  • 外壁:退色・チョーキング現象・ひび割れ・めくれ・コケ
  • タイル外壁:浮き・亀裂・ひび割れ・浮きなど
  • タイル目地:シーリング材に硬化・亀裂・破断
  • 雨樋:塗膜めくれ・サビ・腐食
  • アーチ鉄骨:サビ・退色・チョーキング・腐食
  • 軒天:爆裂・浮き・めくれ など

 

他にも雨樋の塗装めくれやサビ・腐食、外灯のサビや退色など多くの部分で劣化症状が目立っていました。これらを改善するために、塗装工事によるメンテナンスを行っていきます。

 

足場を組んで高圧洗浄を行ったあとは、PS扉や玄関ドア枠・外壁に下地処理を行って下塗りと上塗り2回行い、タイル外壁には上塗り2回の塗装を行いました。雨樋や駐車場など、他にも劣化症状が出ていた場所にも塗装を行い、最後に駐車場ラインも塗り直して完了です。

 

くすんでいた外観が、塗装し直すことで明るい外観に変わりました。

安城市Fアパート外壁塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/53876/

before after
  • 施工エリア:愛知県安城市
  • 工期:約5週間
  • 費用:250〜300万円

 

こちらのアパートでは、外壁にひび割れや浮き・欠損・亀裂・チョーキング現象、苔などの発生が確認できました。土台水切りや窓枠にも同様に退色・チョーキング現象・ひび割れが発生しており、見た目にも劣化していることがわかります。

 

メンテナンスでは、外壁には下塗りにダイナミックプラサフを使用し、2回の上塗りにはダイナミックトップを塗ってメンテナンスの完了です。窓枠や帯板・水切りにはケレン作業による下地処理を行って、エポキシ樹脂系錆止めを塗ってから上塗り2回行いました。軒天や雨樋にも塗装を行い、ベランダの防水工事も行って外観の塗装工事は終了です。

 

丁寧な下地処理を行ったことで、仕上がりが新築時のように美しい外観になっています。外壁の色もクリーム色にしたことで太陽の光に当たって明るい印象になっています。

西尾市Hアパート外壁・屋根塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/54256/

before after
  • 施工エリア:愛知県西尾市
  • 工期:約4週間
  • 費用:250〜300万円

 

こちらのアパートには、以下のような劣化症状が確認できました。

  • 外壁:退色・苔・めくれ
  • 外壁目地:シーリング材の硬化・ひび割れ・亀裂
  • 軒天:汚れ・蜘蛛の巣の付着
  • 玄関タイル:ひび割れ・欠損
  • 雨樋・ガス庫・水切り・ベランダ手すり:チョーキング・退色・サビ など

 

他にも、エアコン架台にシミや退色がみられるなど、外観全体的に劣化が目立ったため、塗装によるメンテナンスを行います。外壁には下塗りにダイナミックプラサフを使い、2回の上塗りにはダイナミックトップを塗っています。屋根や土台水切り・フラワーバルコニーなどにはケレン作業による下地処理を行って、下塗り・上塗り2回でメンテナンス完了です。

色褪せていた外観が、メンテナンスによって光沢のある綺麗な外観に生まれ変わっています。

刈谷市Pアパート外壁・屋根塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/54219/

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  • 施工エリア:愛知県刈谷市
  • 工期:約4週間
  • 費用:150万円

 

外壁にはチョーキング現象や退色・苔の発生が確認できています。また、外壁目地には亀裂や膨れも見受けられました。他にも、支柱鉄骨や階段にもサビや腐食など多くの劣化症状が確認できています。

 

全体的に汚れも多かったため、高圧洗浄でしっかりと汚れを洗い流し、金属部はケレン作業で下地処理を行ってから下塗り・上塗り2回の塗装を行い、外壁には下塗りにアレスホルダーGⅡを、上塗り2回にはダイナミックトップを使って塗装工事を行っています。

 

色褪せや汚れが目立っていた外観が、塗装工事によって綺麗になりました。

1階部分は薄いグレー、2階部分にはベージュを使うことで、上品な雰囲気になっています。

 

刈谷市Tマンション外壁塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/53836/

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  • 施工エリア:愛知県刈谷市
  • 工期:約7週間
  • 費用:500万円以上

 

外壁にはチョーキング現象やひび割れが発生し、配管などの金属の付帯部にはサビや腐食が進んでおり、中には欠損している部位もありました。全体的にチョーキング現象が目立っており、防水機能が失われていることがわかります。防水機能を復活させるためにも、塗装によるメンテナンスを行っていきます。

 

外壁はアレスホルダーGⅡで下塗りをして、上塗りをダイナミックトップで仕上げました。

他の付帯部は、ケレン作業の後、上塗り2回施して綺麗に塗り直されています。

 

施工前は、クリーム色の外観とオレンジ色の屋根でしたが、塗装によってアイボリーの外観とグレーの屋根に生まれ変わっています。上品でシックな雰囲気になりましたね。

岡崎市Fアパート外壁塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/54020/

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  • 施工エリア:愛知県岡崎市
  • 工期:約7週間
  • 費用:500万円以上

外壁は漏水の影響でサイディングが欠損しており、軒天にもめくれが発見できています。また、雨樋が経年劣化で外れているなど、様々な深刻な劣化状態が確認できました。まずはこれらの欠損を補修し、その後塗装によるメンテナンスを行っていきます。

剥がれた部分のサイディングや軒天を補修したあと、外壁はダイナミックプラサフで下塗りをしてダイナミックトップで2回上塗りを行ってメンテナンスの完了です。付帯部はケレン作業をして塗装を行うことで、新品のようにピカピカに綺麗になりました。

外観はネイビー色を使っていましたが、外壁の色褪せが目立っていました。塗装工事をすることで色褪せも改善されて、明るい外観になっています。光沢感もあって高級感も演出できているのではないでしょうか。

まとめ

アパートの外壁塗装について解説しました。アパートには多くの居住者がいるため、メンテナンスは後回しにせずに耐用年数や劣化状態に合わせて適切な補修を行うようにしましょう。これまで解説したことを参考に、アパートの外壁補修が必要ないかどうかを検討してみてくださいね。

エムアールでは、無料相談や無料見積もりを実施しています。アパートの外壁塗装を検討中の方や、複数の塗装会社から見積りを比較検討しようと考えているオーナー様はお気軽にお問い合わせください。

 

 

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この記事を書いた人

株式会社エムアール

愛知県刈谷市を中心とした外壁塗装専門店。創業2005年/設立2010年 私達がお客様に提供するのは『安心』です。 『全てはお客様からのありがとうのために!』 よりお客様のために。より職人が輝ける業界にするために、「高品質で適正価格」を目指しております。 <許可・資格>愛知県知事許可(般-3)第69503号 窯業系サイディング診断士/外壁劣化診断士/雨漏り診断士 <加盟団体>刈谷商工会議所会員/一般社団法人日本リフォーム診断士会会員/NPO法人雨漏り診断士会会員