チョーキングの謎に迫る!外壁塗装の専門家が解説!
刈谷市&知立市の外壁塗装専門店なら株式会社エムアールにお任せください!
外壁塗装工事を行うまでの経緯として、多くの方が「あれ、お家の様子がおかしいな…」という事に気づかれてから初めてネット検索などで調べる行動をとります。
全く家の知識がない方でも、見ただけで新築当初の様子とは違うなと思える症状がいくつかありますが、
代表的なものをあげますと、「全体的な色落ち(色あせ)」、「シーリングの切れや欠損」、「外壁のひび割れ」、そして「外壁のチョーキング」の4つです。
今回は「外壁のチョーキング」をピックアップしてご説明していきたいと思います!
目次
チョーキング現象とは?(外壁に触ると白い粉がつく)
外壁の塗料が長い年月を欠けて紫外線や雨風などの影響を受け、塗料に含まれている顔料が粉状になって浮き出てくる現象であり、
壁に指で触れると白っぽいチョークのような粉がつきます。これが『チョーキング現象』といわれています。
分かりやすく例えると、女性のファンデーションのようなものです。塗りたては綺麗ですが、時間が経つにつれて粉が浮き出てくるご経験、女性の方でしたらあるのではないでしょうか?
通常新築時であれば8~10年前後を目安にこの症状が現れ、一度塗装を行った場合は当時使用した塗料の耐久年数に応じて劣化症状が発生するようになります。
チョーキング現象はどの外壁材を使用していても発生する経年劣化の症状になります。この症状が出ている場合は、そろそろ外壁塗装を行った方が良いというサインになります。
外壁にチョーキング現象が起こるしくみ
チョーキング現象が起こる理由ですが、まず塗料の仕組みを知る事になります。
塗料は、シリコンやウレタンなどの合成樹脂、添加材を混ぜて、水もしくはシンナーで顔料を薄めて作られています。
このうちにある「白色顔料(酸化チタン)」が粉に戻って外壁の表面に現れてくるのが、『チョーキング』といいます。
一般的に建物に使用する塗料のカラーは、どれも白色が混じっていますので、濃色でも淡色でもチョーキング現象は発生しますが、白や淡い色の外壁がより起こりやすいといわれています。
また、タイル外壁などに使用する「クリヤー塗料」の場合は、顔料を使用せず作られていてなおかつ透明色のため、チョーキング現象は起きません。
ただしクリヤー塗料を使って塗装を行う場合は、チョーキング現象が起きる前にメンテナンスを行う必要性があるので塗装時期には注意が必要です。
一般的には上記の理由でチョーキング現象が発生しますが、ごくまれに施工不備により、外壁塗装を行った数年後にチョーキング現象が発生してしまうケースもあります。
この場合考えられる要因としては
・高圧洗浄の手順を怠った
・塗装前に行う高圧洗浄の後、きちんと乾燥させる時間を設けなかった
・下地方法の処理、または下塗りに使用する塗料を誤った(下塗りwおしなかった)
・立地環境に適さない塗料で塗装を行った
・塗料を既定の量よりも薄めて使用した、またはしっかり混ぜて使用しなかった
・雨が降る中で塗装作業を行った
等があげられます。
チョーキングが発生しやすい箇所
お家全体をぐるっと回って確認しても、チョーキング現象が起きる箇所と起きていない箇所があります。
チョーキング現象は、主に紫外線の影響を受けやすい場所で発生します。家の南側や、西日が当たる面にある外壁、また2階や3階などの軒天による日陰ができないベランダの壁などから発生する確率が高いと言われています。
チョーキング現象を放置するとどうなる?
チョーキング現象が発生してしまった場合、放っておいて自然に直る事はまずありません。
顔料が表面に浮き出てしまっているということは、塗料の防水機能が低下していて、雨などが外壁に当たった場合、本来撥水するはずの水分を吸収してしまい、外壁が膨張します。
雨が降った後に晴れれば、外壁に含まれた水分は乾燥します。この水分を吸収しては乾燥する行為を繰り返していくうちに、外壁がその負担に堪え切れられず『ひび割れ』という現象が引き起こされてしまいます。
軽度のひび割れであれば塗装するだけで埋める事ができますが、ひび割れの症状が大きければ大きいほど、補修の費用が発生してしまいます。パテ材を充填するだけであればまだそこまで高額にはなりませんが、壁材そのものを変えなければならないほどひび割れが大きくなってしまえば、補修工事の費用も大幅に上がりますので、放置をしていてメリットは何一つありません。
チョーキングは洗浄したら取れる?
今の時代、DIYが流行している事もあってご自宅に洗浄機をお持ちの方も多いかと思われます。
チョーキング現象が起きている外壁をご自身で洗浄したら取れるのでは?とお考えになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、先ほどもお話しましたがチョーキング現象が発生している場合、自然と直る事はありません。
むしろ誤った威力で高圧洗浄機を使用して劣化してしまった塗料を洗浄してしまえば、残っている塗膜も剥がれてしまい、壁の下地そのものを傷つけてしまう恐れもあるのです。
また、塗料が弱まっているので仮に洗浄が無事行えたとしても、塗装を行わなければ解決はされません。
ホームセンター等にDIY用の塗料が数多くありますが、2階以上の外壁は手が届かなかったり、高所で危険に繋がる事もありますのでオススメはできません。
使用する塗料によって・あるいは外壁材の種類によって下塗りの塗料が違いますので、専門のプロに建物を診断してもらい、どの塗料を使用すべきなのかをきちんとご相談していただく事が一番です。
また、外壁が劣化しているということは他のシーリング(コーキング)や雨樋、天井等の他の箇所も劣化している可能性が十分にあります。
メンテナンスを行うのであれば、プロに依頼して塗装が必要な箇所全てを一度にまとめてやる方が効率も良く、予算も比較的安く施工できます。
チョーキングが起きにくい塗料はある?
チョーキングが起きる要因をご説明した際、「紫外線や雨風の影響により発生する」というお話をさせていただきました。
特に日当たりの良いお家にお住まいの方は、チョーキングが起きにくい塗料がいい!というご要望をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
チョーキングが発生しない塗料、というよりは『紫外線の影響を受けにくい塗料』というものが存在します。
それが『ラジカル塗料』です。
ラジカル塗料は2012年にチョーキング現象の発生を防ぐために開発された比較的新しい塗料であり、外壁、屋根塗装の塗料に含まれている顔料に、酸素や水・紫外線などが触れることによって発生する劣化因子の事です。
その劣化因子の発生を制御する機能を持っています。
また、チョーキングだけでなく日当たりの悪い箇所に発生しやすい『防カビ性』や『防汚性』にも優れているので、日当たりがあまり良くない箇所に使用しても効果があります。
(エムアールでは高耐久シリコンプランが該当します。高耐久シリコンプランの施工事例はコチラ)
チョーキングが発生してたらすぐに塗装を行わないとダメ?
よく訪問販売の悪徳業者の例で、「今すぐに塗装工事を行わないと、お家が大変な事になりますよ」等というトークを耳にしますが、チョーキング現象だけで建物が崩壊するような大事態にはまずなりません。
チョーキング現象とは、あくまで塗り替えが必要なサインの一つになります。今すぐ工事を行わなくても、近いうちに塗装工事を行えば問題ありません。
少なくとも外壁塗装の複数の業者に問合せをして、見積書を比較してどの業者を選ぶかの時間は確保できます。
急いで悪徳業者と契約をして工事を行ってしまえば、また一からメンテナンスを行うか、もしくは前の塗装をある程度撤去しなければいけないケースもでてきてしまうので、慌てて契約するのではなく、この業者にお任せしても本当に大丈夫かしっかり時間をかけて見極めてから工事を行いましょう。
代表的な外壁の種類別のチョーキング
■サイディング外壁
最近の建物でも多く使用されている外壁材になります。
今回上記で説明させていただいた劣化の進行内容も、サイディング外壁で起きる流れです。
■トタン外壁/金属系サイディング(ガルバリウム鋼板・アルミニウム合金・ステンレス鋼板など)
金属製の外壁の場合はチョーキング現象が起きた状態で放置しておくと、ひび割れではなく「錆び」が発生する可能性がでてきます。
紡錘機能を失った外壁に水分が吸収され、次第に錆びが発生します。
更にその錆びを放置しておけば、触れただけでボロボロと崩れてしまう「腐食」という現象に繋がってしまいますので、早めに対処を行う必要があります。
■モルタル外壁
モルタル外壁も、サイディング外壁と同様にチョーキング現象が起きた状態を放置しておくと、『ひび割れ』の現象を引き起こしてしまいます。
■タイル・ALC
タイルやALCの外壁も防水機能が低下すれば水分を吸収⇔乾燥を繰り返してひび割れを起こしてしまいます。
この場合、補修工事が必要なケースが多いため、塗装工事だけでなはく追加で補修工事も必要になってしまいます。
■木材・木質系サイディング
木材を中心に建てられたお家でもチョーキング現象は発生しますが、水分を含んだまま長い時間が過ぎてしまうと、腐食や変色に繋がってしまいます。
木材を使用した外壁の場合は、チョーキング現象が起きた=外壁塗装を行うサイン ではなく、塗装時期を確認して劣化症状が起きる前に塗装メンテナンスを行う事をオススメします。
まとめ
外壁の種類が違っていても、ほとんどの外壁は劣化症状としてチョーキング現象が発生します。
これは素人でもわかるメンテナンスを行う時期を示すサインでもありますので、ぜひお時間があるときにお家の外壁に触れてみてください。
また、チョーキング症状が起きているにも関わらずメンテナンスを行わず放置してしまっていると、ひび割れ等の補修工事が必要になってしまいますので、症状が軽微のうちに塗装工事を行う事をオススメします。
ただしチョーキング現象が起きているからといって、早急に工事を行わなければいけないわけではありません。塗装業者に見積りを依頼して、見積りを受け取った後でどの業者に依頼をするのか時間をかけて決断する程度の猶予はあります。
慌てて契約して、悪徳業者に引っかかってしまわないよう、十分に注意してください。
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