【Q&A 疑問にお答え!】外壁塗装の塗料の選び方
今日は皆さんが外壁塗装を考えた時に、疑問に思われる事…多くのお客様に質問される事などの中から【塗料の選び方】についてピックアップさせていただきます!
初めての外壁塗装で最も気になるものは、塗料の種類と金額ではないでしょうか?どんな塗料があるのか、どんな塗料を選べばいいのか…考える事がありすぎて悩んでしまいますよね。
ではまず、塗料を選ぶにあたって何を考えればいいのか順番に見ていきましょう!
①外壁の種類を把握する
外壁の種類には、<モルタル>、<サイディング>、<コンクリート>、<トタン>など、さまざまな種類があります。どんなに高額で機能性の高い塗料でも、お家で使用している外壁材に適していなければ、その塗料の本来の耐久性や機能を発揮することはできません。まずは、お家の外壁材の種類を把握しましょう。
②周辺環境を考慮する
海が近く、潮風にあたる。雨が多く湿気が気になる、大通りの近くで振動を受けやすい位置に建てられている…など、天候や地域によって環境は様々です。どんな環境なのかも改めて把握しておきましょう。
では、具体的にどんな塗料があるのか。どういう機能をもつ塗料があるのかご紹介していきます。
【有機塗料】
石油などの有機物(炭素を含むもの)を主成分とした樹脂を使用して作られています。
■ウレタン塗料(期待耐久年数:5~7年)
ウレタン塗料は、近年あまり外壁塗装で選択される事が少なくなってきています。また、ベランダや屋上防水などでよく使用されている塗料です。
<メリット>
・汎用性が高く、どの業者も扱いなれている
・弾力があり柔らかい
・高級感のある仕上がりになる(光沢感が出る)
・価格が安い
<デメリット>
・紫外線の影響を受けやすく、外壁と塗膜の間に熱がこもりやすくなる。そのため、塗膜が膨らみ、剥がれてくるリスクがある。
・他の塗料に比べると耐久年数が低い
・長い期間でメンテナンスを行うと考えると、コストパフォーマンスが悪い
■シリコン塗料(期待耐久年数:7~10年)
シリコン樹脂塗料ともいわれており、シリコン系やアクリルシリコン系の合成樹脂が主成分の塗料で、定番の塗料ともいわれています。
<メリット>
・耐候性が高い
・低汚染性のため持っているので、汚れが付きにくい。光沢感のある仕上がりになる
・性能に対して価格のバランスが良く、コストパフォーマンスが高い
・耐熱性を持つ
<デメリット>
・ウレタン塗料と比較すると硬い性質をもつため、ひび割れを起こしやすい。
・フッソ塗料や無機塗料と比べると期待耐久年数が短いため、長期間で見た時に塗り替えの回数が多くなり、コストパフォーマンスが低くなる。
・光沢感のある仕上がりが苦手の場合はオススメできない
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■ラジカル塗料(期待耐久年数10~12年)※エムアールでは「高耐久シリコン」と称しています
塗膜の劣化要因である「ラジカル」を抑制し、塗装が劣化する速度を緩和してくれる塗料です。フッソほど費用はかからず、コストパフォーマンスが高い塗料としても人気です。
<メリット>
・塗膜の耐久性が強くなる。
・コストパフォーマンスが良い
・さまざまな下地と相性がいい
・低汚染性のため、汚れがつきにくい。
<デメリット>
・販売されてからまだ年数が浅いため、実績が少ない
・製品数が少ない
・濃い色が使用できない(使用自体は可能だが、ラジカル抑制効果を発揮できない可能性が高いのでオススメできない)
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■フッソ塗料(耐久年数:15~20年)
原料の蛍石にフッ素樹脂を配合した塗料です。
<メリット>
・耐久性が高い。
・メンテナンス費用を減らせる(長期的に住む家であれば、1回にかかる塗装の費用よりも、回数が多くなる塗料を選んだ方がコストパフォーマンスは悪い)
・光沢のある仕上がりになる。
<デメリット>
・ツヤのある仕上がり(マットなつや消し仕上げを希望する方には不向き)
・価格が高い
・塗膜が割れやすい(非常に耐久性の高い塗料である反面、他の塗料に比べて塗膜が硬い。そのため、伸びにくく外壁のひび割れが発生すると塗膜も一緒に割れてしまうことがある)
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【無機塗料】(耐久年数:20~25年)※エムアールでは「ハイブリッド無機」と称しています
鉱物やレンガ、ガラスなどの無機物(炭素を含まないもの)を配合し、セラミックやケイ素などの無機物を主成分として作られた塗料です。
紫外線では劣化せず、非常に硬くて燃えにくい性質があります。
<メリット>
・高い耐候性がある。(外壁の劣化の多くは紫外線に影響があるため、紫外線で劣化しにくいという特徴は最も高い耐候性があるといえます)
・カビやコケが繁殖しにくい。(カビやコケなどの栄養分である有機物の含有量が少ないためです。ただ、完全に滅菌するわけではありません。)
・汚れが落ちやすい低汚染性。(水となじみやすい親水性という性質をもっているため)
・燃えにくい。(無機物は不燃性のもののため。)
<デメリット>
・価格が高い
・職人の知識や技術が必要。(無機塗料を扱う業者は、塗料メーカーから許可書などを発行してもらっている事があります。必ず確認しましょう)
・無機塗料の中でも質に幅がある。(無機物が何パーセント含まれていたら「無機塗料」という定義が未だ決まっていないため。必ず実績の大手塗料メーカーの製品でカタログなどに試験結果が掲載されている塗料を選ぶようにしましょう)
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★それぞれの塗料の相場と耐久年数のまとめ
塗料の種類 | 期待耐久年数 | 費用相場(外壁) |
ウレタン | 5~7年 | 70~110万円 |
シリコン | 7~10年 | 80~125万円 |
ラジカル | 10~12年 | 85~135万円 |
フッソ | 12~15年 | 90~140万円 |
無機 | 20~25年 | 110~165万円 |
※費用相場はあくまで平均的です。これに補修工事や屋根塗装等、お家によって塗装内容は様々のため、一概にこの金額の範囲内というわけではありません。ご参考程度にご確認ください。
【まとめ】
外壁塗装をする!となっても、塗料だけでこんなにたくさんあるのは正直悩んでしまいますよね…。最初の方に記載しましたが、お家がどんな外壁材を使用しているかで、選べる塗料の選択肢も変わってきます。
まずはお家の状況をしっかり確認したうえで、どの塗料にするのか選んでいけば失敗しない外壁塗装が行えるのではないでしょうか🤔
お家の事を知るためにも、ぜひ専門スタッフにお気軽にお問合せください。
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