シーリングとコーキングの違いって?その役割
こんにちは。ご閲覧くださりありがとうございます。今日はお家のメンテナンスが必要だという劣化症状の一つ、「シーリング(コーキング)」について重要性と処置方法についてご案内したいと思います!
まず<シーリング>って何?というところから簡単にご説明します。
中には<コーキング>と言われる方もみえますが、現在ではどちらも同じものを指しています。ではお家のどこの何にどんな役割をしているのか、をご説明します。
【シーリング材の役割】
①クッションの働き
シーリングには、外壁や窓周り、換気フード等建材同士がぶつかり合うのを防止するクッションとしての役割があります。
一般的によく使用されているサイディング外壁は固くて薄いので、気温や湿度の変化で膨張・伸縮したり地震の揺れ等で負担がかかると、ひび割れや歪み、破損を起こす可能性があります。
そのため、シーリング材は緩衝材の役割として、外壁材の繋ぎ目の隙間部分(外壁目地)に使用してあり、外壁の負担を軽減してくれるのです。
②雨水の侵入を防ぐ
サイディング外壁やALCなどの、複数のボードやパネルをくっ付けて出来ている外壁は、どう施工しても必ず隙間が発生します。そのため、敢えて隙間を作り、シーリング材を詰めて密閉することで、そこからの水や汚れが浸入する事を防いでくれます。シーリングが劣化した状態で放置し続けていると、雨漏りの原因に繋がることも考えられます。
③補修や固定の役割
外壁にひび割れが起きている際や、ビス穴が残っている場合など、まず塗装を行う前にシーリング材を埋め込む補修作業を行います。
また屋根工事では、瓦屋根のズレや、カラーベストの屋根材の欠けやひび割れのものを補修する際に、<接着剤>としても用いられます。また、屋根板金を固定する釘を更に固定するためにも使用します。
では主にいろいろな役割を果たしているシーリングは、どのように劣化していくのでしょうか。
一般的なシーリングの耐久年数は10年ほどで、硬化→亀裂→切れ→欠損という段階で劣化をしていきます。
<劣化事例>
【窓周り(硬化・亀裂)】
【外壁目地(切れ)】
【外壁目地(欠損)】
【破風(欠損)】
では、これらの劣化症状をどのように施工していくのかをご紹介します。
施工方法は2種類あり、増し打ち工事と打ち替え工事があります。
・増し打ち→既存のシールの上にシール材を充填し、厚みを増す工事(ALC、一部窓・ドアなどのサッシ周りで使用)
・打ち替え→既存のシールを撤去した後、新たにシール材を充填する工事
費用面で言えば増し打ちの方がお安くなりますが、耐久性を求めるのであれば打ち替えが圧倒的にオススメです(建物によっては増し打ちをお勧めする場合もあります)
なぜなら、もともとの既存の上に新しいシーリングを施工しても、下にある古いシーリングの劣化が進行するとそれに連動してしまうからです。
エムアールでも、基本的には打ち替え工法にて施工を行っています。
施工の順番は、既設撤去→プライマー塗布→充填→仕上げ(ならし)→完工 になります。
【シーリングを施工してもらう時の注意点】
①シーリングの耐久年数が塗料と同等のものか確認する
外壁塗装を行う際にシーリング施工をする事が大半です。例えば、塗料は20年近くの耐久年数を持つものを使用してシーリング材は10年程度のものを使ってしまっては、せっかく外壁の塗料が長持ちしても、途中でシーリングの工事は行わなければいけません。その場合、足場は必要になりますので工事費用がまたかかってしまいます。
予算ももちろんありますが、なるべく塗料とシーリング材の耐久年数は揃えるのがベストです。
②打ち替え工事を行う場合は、既設シーリングを撤去しているか確認
エムアールでは、施工工程を必ず写真で残すようにしていますが、中には打ち替え工事で見積り書を作成し、実際の工事は増し打ちをしている<手抜き工事>のパターンもあるからです。
しっかり施工してもらえる業者にお願いしましょう。
★まとめ★
シーリングに関しては、塗装や建物の知識がない方でも一目見れば劣化症状は確認できる箇所です。
築年数的にうちもそろそろかな…?と思われた方は、一度見てみると上図のような症状がでているかもしれません。
建物全体から見ると地味な箇所ではありますが、シーリングはお家を長持ちするために重要な役割を果たしています。症状が進行して更に費用のかかる補修工事が必要になる前に、早めに対処しておきましょう!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
少しでも今のお家が大丈夫かな…?と不安に思われたお客様、また今他社でお見積りを取られていて、この業者のシーリング材は本当に大丈夫かな…?と心配な方は、ぜひお気軽にエムアールにご相談ください。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
外壁塗装・屋根塗装について詳しく知りたい方はぜひショールームに来店して頂き、ご質問してください!
愛知県刈谷市・知立市の外壁塗装・屋根塗装・防水工事のご相談・お見積り依頼・診断(無料)は株式会社エムアール
外壁塗装ショールーム来店予約はこちら→来店予約
塗装専門ショールームには塗装に関する情報が盛りだくさん!
皆様が実際に見て、触って、感じて頂けるものをご用意しております。
エムアールの施工事例はこちら
エムアールの塗装ラインナップはこちら