知立市にお住まいのお客様から現地調査のご依頼を頂きました。
5月10日、外壁塗装専門店 株式会社エムアールに折込チラシよりお見積りのご依頼を頂き、 知立市のM様邸に現場調査に行ってまいりました。
知立市M様のご希望の塗装箇所は、外壁と屋根です。築年数はおよそ26年で、1回目の塗装をご検討されていらっしゃいます。
【外壁】
知立市M様邸の外壁はサイディングが施工されており、チョーキングが発生していました。チョーキングとは塗膜が紫外線などによって劣化し、顔料が粉状に浮き出る症状です。塗膜の役割である防水性能が低下している状態です。
また南面のベランダの腰壁にひび割れが複数個所発生していました。ひび割れは雨水が染み込み、湿潤⇔乾燥を繰り返すうちに変形し、抑え込むビスの周りで割れたものです。西側の腰壁では抑え込むビスが破損して外壁材が浮いていました。
外壁材が雨水が染み込むようになっていますので塗装による保護が必要です。
ひび割れは塗料では埋まりませんので、補修材充填後の塗装が必要です。浮いている箇所はビスで下地に固定することで改善することが出来ます。
【屋根】
知立市M様邸の屋根にはカラーベストが施工されています。日の当たりづらい北面には多くの苔が繫殖していました。
苔は水分を蓄え、屋根材の劣化を促してしまいます。高圧洗浄で除去してからの塗装が必要です。
また、2階屋根の一部に欠損が見受けられました。周囲を見渡してみると隣の倉庫の屋根に欠損したカラーベストの破片がありました。経年劣化で破損した可能性は低く、台風などの強風時に外れて落下したものだと思われます。カラーベストは2重になっているので即雨漏りとはなりませんが、カラーベストを固定する釘が露見していますので保護するためにもカラーベストの再施工が必要です。
【付帯部】
破風や鼻隠し、軒天などの付帯部にも経年劣化でチョーキングが発生していました。
破風鼻隠しは鋼板に塩ビシートが巻かれた塩ビ鋼板が採用されています。塩ビ鋼板の部材を塗装する際は専用のプライマーの塗布が必要です。汎用的な下塗り材で塗装すると密着が悪く剝がれや水路膜になってしまいます。また、間違った下塗り材を選定すると、塩ビシートが溶けてべたつきが残る場合もあります。
せっかく塗装を行ってもべたつきがずっとのこり、埃が吸着し、汚れてしまいます。
塩ビ鋼板の塗装を行う場合には下塗りの選定はかなり重要です。
【鉄部】
知立市M様邸の雨戸などの鉄部には白い斑点状の突起物がありました。こちらは錆の一種でこのまま放置すると赤錆となり、腐食してしまいます。
錆はこのまま塗装を行っても再発してしまいます。ケレン作業で錆落としを行い錆止め塗料塗布後の塗装が必要です。ケレン作業を行う際は粗目のサンドペーパーで突起物を削り、細目のサンドペーパーで磨き上げることできれいな下地になります。ケレン作業を怠るとどんなに良い塗料を使用しても仕上がりが悪くなってしまいます。
【防水など】
知立市M様邸のベランダには塩ビシート防水が施工されていました。塩ビシート防水は耐久性が高く、30年前後の期待耐久年数の防水工法です。現在目立った損傷は見受けられませんが知立市M様邸のお家はもうすぐ30年となりますので今回の塗装の際に一緒に防水層の形成をおすすめします。
塩ビシート防水の改修工事は既存の防水層を撤去して新たに塩ビシート防水をやり直す工法や既存の防水層の上に新たにシート防水を行う等様々な工法が考えられます。
弊社では雨漏りなどしていない防水層の改修工事ではウレタン密着工法をおすすめしています。既存防水層の上に新たにウレタン塗膜防水を塗布することで防水層が2重になり、より強度が増します。
シート防水に比べて安価に工事ができる点もおすすめの一因です。
【総評】
知立市M様のお家は築26年が経過し、今回が初めての塗り替えということで劣化が進行している箇所が多くあります。しかしながら外壁材の交換などの大きな費用の掛かる補修はなく、丁寧な処理を行う事で改善できる症状です。
時間の経過で劣化はどんどん進行してしまいますので早めの対応をおすすめします。
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