瓦屋根の特徴 メリットとデメリットについて
理想の住宅のイメージを決めると言っても過言ではない屋根と屋根材。
近年の住宅では、ガルバリウム鋼板などの金属系の屋根材に人気が集中しており、瓦屋根を採用する住宅は年々減少傾向にあります。
しかし、日本らしさを感じる新築住宅を建てるのであれば、瓦屋根の良さを取り入れるのもひとつの選択肢です。
古い日本家屋に見られる立派な瓦屋根は、頑丈で優れた性能を持ちますが、デメリットがあるのも事実。
メンテナンス不要と言われている一方、実際にはメンテナンスが必要になってきます。
一口に瓦屋根と言っても、瓦自体の種類がいくつか存在し、それぞれに特徴は違ってきます。
まずは代表的な瓦屋根の紹介をさせていただきます。
〇素焼瓦
素焼瓦は、赤い色味の洋風建築などにも使われている粘土系の屋根瓦です。
ヨーロッパの建築物によく見られる素焼瓦ですが、日本の洋風住宅にも採用される瓦となっています。
〇いぶし瓦
表面が銀色で美しい粘土系のいぶし瓦。
瓦を焼き上げた後に、いぶすことで炭素膜が付着し、上品で美しい外観を備えた瓦になります。
〇釉薬瓦(ゆうやくがわら)
色が豊富で、意匠性の高い粘土系の釉薬瓦。
釉薬を塗り焼き上げられた瓦は、デザイン性の高さから様々な住宅デザインに使用され、耐久性の高さからも人気のある瓦です。
〇セメント瓦
先程までの瓦と違い焼き上げるのではなく、セメントで形成されているセメント瓦。
成形精度が高く、表面の加工次第で色合いや耐火性などが変わってくるのが特徴です。
瓦屋根のメリット
1、耐久性の高さ
古くから使用される瓦という屋根材、その瓦の最大のメリットが耐久性の高さです。
特に焼いて造られる粘度系の瓦は色褪せや腐食も少なく、太陽光などの紫外線にも強い瓦となっています。
2、メンテナンスのしやすさ
他の屋根材と比較して、メンテナンスに手間が掛からないのもメリットの一つです。
万が一ひび割れや破損をしても部分的な補修や交換で済むことが多いです。
瓦屋根のデメリット
〇耐震性の低さ
瓦屋根を採用する上でデメリットとなるのが、耐震性の低さです。
他の屋根材に比べて重い瓦屋根ですが、最近では屋根の重さによって、住宅自体に激しく揺れが伝わることがわかっています。
躯体の強さや、施工の具合にも左右される地震被害ですが、屋根瓦の重さはデメリットと考える人が殆どです。
〇コストの高さ
重厚で高級感のある瓦屋根ですが、その分他の屋根材と比較するとコストが高いのもデメリットの一つです。
瓦そのものの高さもありますが、施工に技術力を要するため、コスト面の高さが目立ちます。
一般的にスレート屋根の2倍コストが掛かると言われていますが、その耐久性の高さからメンテナンスコストが軽減される可能性はあります。
以上が瓦屋根の特徴とメリット・デメリットになります。
日本の風土や気候に合う瓦屋根は、優れた耐久性と、メンテナンスのしやすさ、デザイン性の高さなどが高い屋根です。
数多くある屋根材ですが、耐久性が高くデザイン性にも優れている瓦屋根を検討してみてはいかがでしょうか。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
外壁塗装・屋根塗装について詳しく知りたい方はぜひショールームに来店して頂き、ご質問してください!
愛知県刈谷市・知立市の外壁塗装・屋根塗装・防水工事のご相談・お見積り依頼・診断(無料)は株式会社エムアール
外壁塗装ショールーム来店予約はこちら→来店予約
塗装専門ショールームには塗装に関する情報が盛りだくさん!
皆様が実際に見て、触って、感じて頂けるものをご用意しております。
エムアールの施工事例はこちら
エムアールの塗装ラインナップはこちら