現地調査
10月某日、刈谷市H様邸の現地調査にお伺いしました。
外壁:サイディングボード、屋根:瓦
【外壁】
軽微なチョーキング現象と色褪せが見受けられました。チョーキング現象とは塗料に含まれる樹脂成分と顔料が劣化により分離し顔料が元の粉に戻って表面に現れてくる現象です。
外壁表面の撥水効果が薄れボードに雨水が浸透しやすくなっていきます。その為、陽の当たらない外壁やベランダ腰壁の内側などに藻が繁殖することがあります。
【屋根】
瓦に割れや欠けなどの問題はありませんでした。但し、棟瓦を押さえている釘の浮きが数箇所ありました。
【鼻隠し】
チョーキング現象がみうけられました。
【雨樋】
チョーキング現象及び色褪せがみうけられました。雨樋は塩化ビニール製で劣化が進むと弾力性が失われ少しの衝撃で破損したり、台風などの強風でしならず割れてしまう恐れがあります。塗装し紫外線・風雨から守る必要があります。
【軒天】
雨染みがみうけられました。原因は上部のシーリングの切れから侵入した雨水が外壁内部を通って軒天に出てきたと推測できます。
【外壁目地シーリング】
外壁小口との接着部分に隙間ができています。シーリングは硬化→ひび割れ→切れ→欠損の順におきます。シーリングが硬化し縮んでいくなかで外壁との接着部が剥がれてしまったと推測できます。
このままでは欠損してしまいますし、現状でも雨水が入り放題です。
【窓廻りシーリング】
きれているところはありませんが、劣化症状の一つであるブリート現象がみうけられます。ブリート現象とはシーリング材に含まれる可塑剤が化学反応し粘着性が出てきて空気中の塵や埃を吸着して黒くなる現象です。劣化は進んでいますので補修する必要があります。
シーリングの補修には打ち替えと増し打ちの2通りありますが、ベストな選択は外壁目地・窓廻り共に打ち替え補修です。どちらの施工もシーリングの充填料が大事ですが、増し打ちですと十分な充填量が確保できません。
【その他】
外壁が内部からの湿気でボロボロになっています。これは外壁内部及びサッシの結露が原因と推測できます。
【総評】
早急にメンテナンスをすべき物件です。特にシーリングの劣化が激しいため雨水侵入で雨漏りが始まると補修箇所が増え修繕費も余分にかかってしまいます。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
外壁塗装・屋根塗装について詳しく知りたい方はぜひショールームに来店して頂き、ご質問してください!
愛知県刈谷市・知立市の外壁塗装・屋根塗装・防水工事のご相談・お見積り依頼・診断(無料)は株式会社エムアール
外壁塗装ショールーム来店予約はこちら→来店予約
塗装専門ショールームには塗装に関する情報が盛りだくさん!
皆様が実際に見て、触って、感じて頂けるものをご用意しております。
エムアールの施工事例はこちら
エムアールの塗装ラインナップはこちら