FRP防水の施工について
こんにちは。本日はFRP防水について書かせて頂きます。
一般的な木造住宅のベランダで一番多く使われているFRP防水。
FRPとは、Fiberglass Reinforced Plasticsの略称で、ガラス繊維などの強化剤(補強材)で強化されたプラスチックという意味です。
生活に身近な素材で、浴槽や自動車のバンパー、ヘルメットなどもFRP製品で作られている事が多いです。
アパート、マンションにある受水槽にも使用されており、耐候性、耐食性に優れていると言われています。
そんなFRPで作られているFRP防水は、非常に硬く、耐久性が高い防水工法です。軽量で建物への負担も少ないのも選ばれる理由の一つです。
ただ、非常に硬いので伸縮性がほとんどありません。木造住宅の大きなベランダや屋上では、建物の動きに追従できずにひび割れなどを起こしてしまうため、不向きといえます。
(ひび割れの例)
※FRP防水のメンテナンス
FRP樹脂は他の塗料や部材同様に紫外線によって劣化してしまいます。そのため、紫外線からFRP樹脂(防水層)を保護するトップコートが塗布されています。そのトップコートも紫外線や経年劣化によって効力を失ってしまいます。トップコートを定期的に塗り変えることでFRP樹脂(防水層)を保護する事ができます。
手順としましては①洗浄(清掃)、②下地処理(アセトンによる油膜除去)、③プライマー塗布、④トップコート塗布 の4つの工程が一般的です。(下地の状況や劣化状況により異なる場合があります)費用は3万円から5万円が相場です。
ただ、FRP樹脂(防水層)が劣化してひび割れや切れがおこってしまった場合はトップコートの塗布ではおさまりません。新たにFRP樹脂を塗布し、防水層をあらたに形成する必要があります。手順は①洗浄(清掃)、②下地処理(ひび割れや切れの補修)、③プライマー塗布、④FRP樹脂塗布、⑤ガラスマット敷き、⑤FRP樹脂塗布、⑦トップコート塗布となり、工程が増えることにより工賃も多くかかり、5000~8000円/㎡ となるケースが多いです。(施工㎡によって大きく変わる場合もあります。)
雨漏りを防ぐ大切な防水層。劣化が進行してしまうことにより雨漏りを起こしてしまったり、メンテナンス費用が増大化してしまうこともあります。
防水層に異変が見受けられた、または築10年以上で一度もメンテナンスをしていない…という方は、一度プロ診断を受けた方がいいかと思います。
少しでもご自宅の現状にご不安をお持ちな方は、ぜひお気軽にご連絡下さい。
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