クレームにつながる施工
外壁塗装施工後のクレームについてご紹介致します。
先日、弊社ショールーム宛てに『お宅で施工して1年で塗膜が剥がれてきた!どんな施工をしとるんだ!』と、お怒りのお電話を頂きました。そんなはずは…と細かく事情をお伺いすると弊社の施工ではなく、他社さんの施工でした。
過去のお問合せ頂いたお客様の履歴を確認しても、そのようなお客様に該当する事はありませんでしたので、もしかしたら弊社を相見積もりの候補として連絡先を控えて頂いていたのかもしれませんね。
しかし弊社で施工はしていないとはいえ、ただの間違い電話で済まされる話ではありません。外壁塗装は決して安価な施工ではありません。
施工して1年で塗膜が剥がれてしまうという事が実際にあるのです。被害にあわれた方は大変苦しい思いをされている事だと思います。
私たち外壁塗装専門店 株式会社エムアールも、施工をする立場ですので他人事ではありません。
なぜ1年で塗膜が剥がれてしまうような事が起こってしまったのでしょうか?
具体的な原因の可能性をまとめてみました。
①下地処理が不十分だった。
下地処理とは、高圧洗浄やケレン作業(磨き作業)の事です。
外壁に付着した苔やチョーキングの粉が残った状態で塗装を行っても、塗料が密着せず剥がれてきてしまいます。
また、既存の塗膜に浮きや剥がれがあった場合は、ケレン作業(磨き作業)を行い、除去する事が必要です。
浮いた塗膜の上に塗装を行っても、浮いた塗膜が剥がれてしまえば新しい塗膜も剥がれてしまいます。
②下塗りが不十分だった。
外壁塗装を行う際に一番大切な工程の下塗りがしっかり塗装されていなかった可能性があります。
既存の外壁材と新たに塗装する上塗り材を密着させる役割の下塗りがそもそも塗装されていない、規定されている希釈率を超えた(薄めた)、下塗り材で塗装した…などの可能性が考えられます。
③塗料の選定が間違っていた。
塗料の選定を行う際に大切なことは既存塗膜との相性という点があります。
例えば、既存で水性塗料が施工されていた場合に有機溶剤の塗料で塗装をすると、シンナーが既存塗膜を溶かしてしまい、密着していた旧塗膜をはがしてしまいます。
また、1回目の塗装でも外壁材と塗料の愛称も考慮しなければなりません。
他にも原因があるかもしれませんが、大きな可能性はこれぐらいではないでしょうか。
全ての原因に通ずることは気持ちの入っていない施工という事です。
お客様に喜んでいただく、安心して暮らせる家にするなどの想いがあれば、施工不良や塗料の選定ミスなどは起こらなかったはずです。
外壁塗装を行う際に、高価な買い物になりますのでより安い業者への依頼を考えられるお客様のお気持ちもわかります。ただ、安かろう悪かろうの施工では後々問題が出てしまいます。
高価な買い物だからこそより丁寧な診断、丁寧な判断、丁寧な施工が求められるものだと思っています。
知立市/刈谷市 外壁塗装専門店 株式会社エムアールはそんなお客様のお力になれるよう、スタッフ一同で丁寧かつ正確な施工をご提供させて頂きたいと思っております。
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