防水施工について
・防水施工について
戸建て住宅で施工されている防水について書き込みしていきます。
バルコニーで一番多く施工されている防水は「FRP防水」と呼ばれるものです。
FRP防水は船の船体にも使用されているもので、非常に丈夫ではありますが、紫外線に弱いため「トップコート」を定期的に塗り替えることで長期間良い状態を維持できます。
添付写真は、FRP防水の構造です。
上にも記載しましたが、FRP中塗りまでですと丈夫ではありますが紫外線に弱いため、「トップコート」を塗布します。
塗り替え時注意しないといけないことは、必ずFRP用のトップコートを塗布する事です。
時々事例があるのですが、前回塗り替えをした時に水性のトップコートが使用されたことで、今回FRPトップコートが使用できず、水性を遣わざるを得ない事があります。
FRP用のトップコートは溶剤系のため、水性の上に塗布をすると塗膜が起きてきてしまいます。
前回の塗り替えで水性のトップコートを塗布していたため、トップコートのプライマーを入れた時点で急塗膜が起きてきた例の写真です。
このようになってしまいますので、塗り替え時は必ずFRP防水用のトップコートをお勧めします。
では次に、「ウレタン防水」ですが、密着工法と通気緩衝工法の二つがございます。
上記の写真は、通期緩衝工法の構造写真です。ウレタンの層の下に通気緩衝シートが敷かれています。下地とこのシートの間に空気層があり、中にたまった湿気を脱気筒から湿気を逃がすようになっています。
そしてこちらの写真は、バルコニーの「立上り」などで施工される密着工法の構造です。
全て下地と密着しております。
次に、「塩ビシート防水」です。
塩ビシート防水には「機械式固定」と「密着」があります。
上記写真は、機械式固定の構造写真です。
屋上防水などで施工されている事が多いものです。円形のところに機械でビスを打ち込み、固定されています。固定されたビスのところがもっこり盛り上がっているため、バルコニーなどの歩行を伴うような箇所には不向きなのです。その場合は、密着工法がおススメです。
どの防水も劣化は防げません。劣化して切れてしまったり、剥がれたりしたら雨漏りに繋がります。
どこまでメンテナンスをすればいいのか、どのタイミングでメンテナンスをしたらいいのか、ご不明な方は多いかと思います。
その時は迷わず、知立市/刈谷市 外壁塗装専門店 株式会社エムアール までお気軽にお問合せ下さい。
心より、お待ちしております。
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