黒の外壁はトラブルになりやすい?失敗例や後悔しないためのポイントを解説
刈谷市&知立市の外壁塗装専門店なら株式会社エムアールにお任せください!
「外壁を黒でおしゃれに見せたい!」
「色褪せや汚れが目立たないか心配・・・」
外壁を黒にしたい方は、上記のようなお悩みをお持ちではないでしょうか。黒い外壁は高級感のある見た目に仕上がるため、近年では多くの住宅に採用されています。
ですが、外壁を黒にしたことで、トラブルになった話を聞くと心配になりますよね。色選びで後悔しないよう、慎重になっているのではないでしょうか。
そこで本記事では、2,500件以上の施工実績のある外壁塗装のエムアールが、実際に黒の外壁でよくあるトラブルや後悔しないためのポイントを紹介いたします!
目次
黒の外壁にするメリット
黒は高級感があり、おしゃれでスタイリッシュな見た目に仕上がります。また、バリエーションも豊富で、他の色とも組み合わせやすいです。
ここでは、黒の外壁にするメリットを解説していきます。
おしゃれに仕上がる
黒の外壁は高級感を演出し、おしゃれな見た目ができあがります。同時に引き締まった印象を与え、重厚感のある外観を作り出します。
黒の外壁は目立ちやすく、他の住宅との差別化もできます。モダンでシンプルなデザインが好みの方に、黒の外壁はおすすめです。
他の色と組み合わせやすい
黒は色味が少なく、他の色を引き立てる効果があります。単色だと暗い印象になるため、印象を和らげるには、ツートンカラーが効果的です。
白やベージュなどの明るい色との組み合わせで、デザインの幅が広がり、ご自身の好みにあった外観を実現できます。
黒い汚れが目立ちにくい
黒の外壁は明るい色の外壁と比べて、黒い汚れが目立ちにくいです。具体的には、雨だれや排気ガスなどです。
外壁は雨風の影響を受けやすく、汚れやすい箇所でもあります。特に、窓のサッシ周りが汚れやすく、白やベージュの外壁では雨だれによる汚れがだんだん目立ってきます。
黒の外壁は黒い汚れが目立ちにくいため、清潔感のある外観を維持しやすいです。
黒の外壁にするデメリット
黒の外壁は白い汚れが目立ちやすく、周辺の環境に影響されやすいです。また、熱を吸収しやすく、外壁の劣化が進みやすいため、定期的なメンテナンスが必要になります。
黒い外壁を検討する場合は、メリットだけでなくデメリットも知っておきましょう。
白い汚れが目立ちやすい
黒の外壁は明るい色と比べて、白い汚れが目立ってしまいます。具体的には、以下のような汚れのことです。
- 鳥のフン
- 砂ぼこり
- カビ
汚れを放置していると、乾燥して落ちにくくなるため、見つけたら早めに掃除をしましょう。
車通りが多い場所だと、外壁に砂ぼこりが付着しやすいため、周辺の環境も考慮しないといけません。
熱を吸収しやすい
黒は光をほとんど反射しないため、熱を吸収しやすい特性をもっています。日差しの強い箇所は、表面の温度が高くなりやすいです。
黒い外壁は白い外壁と比較すると、10℃以上の差が出るともいわれるため、触った際に軽度のヤケドをしてしまう恐れもあります。
色褪せが目立ちやすい
黒い外壁は紫外線の影響を受けやすく、経年劣化で艶がなくなると、色褪せが目立ってしまいます。
劣化が進行すると、塗装の剥がれが発生します。綺麗な状態を長く保つには、定期的なメンテナンスも必要です。
黒の外壁でよくあるトラブル
黒の外壁は個性が強い一方で、トラブルになりやすい色でもあります。黒を検討されている方は、どんなトラブルが起きるのか事前に確認しておきましょう。
室内の温度が上がりやすい
黒い外壁は熱を吸収しやすく、断熱性の低い住宅だと、室内温度の上昇に繋がります。というのも、黒は紫外線や熱を吸収しやすい特性があるからです。
断熱性の高い外壁であれば、家の中まで暑くなることはほとんどありません。ですが、築年数の長い比較的断熱性能が低い住宅では注意が必要です。
塗装の劣化が早く進む
外壁塗装は表面温度が高くなると、塗料の劣化が早くなり、色褪せが目立ってしまいます。黒は熱を吸収しやすいため、劣化が進行しやすい色でもあります。
また、艶のある黒い外壁だと、劣化でより色褪せが目立ちやすくなります。
外壁は常に紫外線にさらされているため、劣化は避けられません。黒の特性を理解し、紫外線や熱への対策が必要です。
黒の外壁にした際の失敗例
外壁の色を変えると住宅のイメージを一新できますが、色選びで失敗すると思わぬトラブルを招きます。
ここでは色選びで失敗したくない方に向けて、黒い外壁の失敗例を紹介していきます。
白い汚れが目立ってしまう
黒の外壁は、鳥のフンや砂ぼこりなどの白い汚れが目立ちやすいです。凹凸のある外壁材だと、より汚れが目立ってしまいます。
交通量の多い道路沿いや海岸近くなど、周辺環境の影響を受けやすい場所では、汚れがより発生しやすいです。
黒の外壁を選ぶ際はデザインだけでなく、メンテナンス面も考えないといけません。
夏場は外壁が熱くなりやすい
日差しの強い夏場は、外壁の表面温度が高くなります。金属製の黒い外壁は熱くなりやすく、触るとヤケドしてしまうため、不用意に触らないようにしましょう。
また、断熱性の低い住宅では、室内温度の上昇に繋がります。黒い外壁を検討する際は、断熱性も考慮しましょう。
塗料は顔料を加えるととで着色しています。濃い色と薄い色では劣化のスピードにも差が出やすいため、耐久年数も下がってしまします。
周囲の住宅に比べて浮きやすい
黒の外壁は個性的で、存在感のある見た目になりますが、明るい色の外壁が多いと、浮きやすく目立ってしまいます。
「圧迫感がある、外壁から熱気を感じる、反射がなく暗くなった」など近隣とのトラブルになる可能性もあります。
色選びで後悔しないよう、周囲の環境や景観を十分に考慮する必要があります。
黒の外壁で後悔しないためのポイント
黒の外壁は個性が強く、重い印象を与えやすい色です。色選びで後悔しないために、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- 外壁をツートンカラーにする
- ワンポイントで色を変える
- カラーシュミレーションを行う
外壁をツートンカラーにする
黒一色では重い印象になりやすいため、明るい色を組みわせたツートンカラーにすると、威圧感を少なくすることができます。
外壁のツートンカラーは、主に以下のような方法があります。
- 上下に色分けする
- 縦ラインで色分けする
- ベランダやバルコニーの色を変える
単色に比べて個性を出しやすく、おしゃれな雰囲気を作れます。
ワンポイントで色を変える
黒の外壁に対して、ワンポイントで明るい色を取り入れると、全体の印象が引き締まってスタイリッシュに見えます。
たとえば、雨樋やシャッターBOXなどの付帯部を明るい色にすることでメリハリが生まれ、デザインが際立つようになり、さりげなく自分の好みを取り入れられます。
また、軒天や屋根の色を変えることでも、住宅の印象が大きく変わります。他の色を組み合わせると、より洗練されたデザインになるでしょう。
カラーシュミレーションを行う
イメージどおりになるか不安なときは、カラーシュミレーションを行いましょう。
カラーシュミレーションはご自宅の写真を使って、塗装のイメージを確認できます。
納得のいく色を選びやすく、塗装後のイメージをより具体的にできるため、色選びの失敗を防げます。
下記のページでカラーシュミレーションについて紹介していきます。ご一緒にお読みください。
黒の外壁と相性がいい色
黒の外壁と相性がいい色は、主に以下の5種類になります。
- 白
- グレー
- ベージュ
- ブラウン
- 赤系統
黒は他の色をあわせると、柔らかいイメージに仕上がり、個性的な見た目を作り出せます。
他の住宅とは違った見た目にしたい方は、黒以外の色を組み合わせてみましょう。
白
白は黒との相性がよく、どんなデザインにも組み合わせしやすい配色です。シンプルでありながら、スタイリッシュな見た目になり、明るい印象を与えてくれます。
グレー
グレーは白に比べて控え目な配色で、黒と色味が近いため、落ち着いた雰囲気になります。濃いグレーやネイビーグレーなど色合いは様々あり、豊富な組み合わせを楽しめます。
ベージュ
ベージュは暖かみのある配色のため、黒の存在感を和らげてくれます。黒とベージュを合わせると、上品で親しみやすい雰囲気を作り出せます。
茶色
茶色との組み合わせは高級感があり、黒の印象を和らげてくれます。木目調やレンガ調の茶色と組み合わせると、より暖かみのある仕上がりになります。
赤系統
赤は黒との調和が取りやすく、悪目立ちせず、おしゃれな雰囲気を演出できます。アクセントとして、ドアや窓枠・軒天に取り入れると、個性的な見た目になります。
黒の外壁にする際の注意点
黒は紫外線や熱により、劣化が早く進む場合があります。また、周囲の景観から浮きやすく、色合いも調整しないといけません。
そこで、黒の外壁にする際の注意点を3つに分けて解説していきます。
外壁を黒一色にしない
黒は他の色と組み合わせると、圧迫感を和らげてくれます。というのも、黒一色だと住宅全体の印象が暗くなり、重い印象になりやすいからです。
たとえば、窓枠やドアの色を変えたりすると、柔らかい印象になります。黒に抵抗があるけど、暗めの色にしたい方は、グレーやネイビーなどのダークカラーも検討してみましょう。
紫外線に強く耐久性の高い塗料を選ぶ
黒の外壁は紫外線を集めやすく、劣化も進行しやすい特徴があります。劣化が進むと、色褪せが目立ちやすいため、紫外線や汚れに強い塗料を選びましょう。
紫外線や汚れに強い塗料は、主に以下の2つになります。
- フッソ塗料
- ハイブリッド無機塗料
塗料ごとに耐用年数や費用が大きく変わるため、ご自身の予算にあわせた選択が必要です。
塗料選びで迷いたくない方は、下記の記事で外壁塗装について詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
【ブログ】外壁塗装費用の相場や施工期間・失敗しないためのコツなどを解説!
周囲の景観にあわせた色合いにする
黒い外壁にしている住宅は少なく、明るい外壁の住宅が多い場所だと、浮きやすく悪目立ちしてしまいます。
近隣トラブルに発展する恐れもあるため、黒い外壁にする際は、事前に説明をしておくと理解を得やすく、トラブルの回避に繋がります。
また、お住まいの地区が「景観地区」になっているか事前に確認してください。
景観地区とは、景観法によって規定されている地区のことです。地区ごとに制限があり、黒の外壁が使用できない可能性もあります。
周囲の環境に配慮しつつ、お住まいの地域で黒の外壁が使えるのか注意しましょう。
黒の外壁に関するよくある質問
黒の外壁に関するよくある質問をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
黒の外壁はどんな汚れが目立ちやすいですか?
明るい外壁の住宅が多いと、周囲との調和が難しく、近隣トラブルの原因になります。黒は悪目立ちしやすい色でもあるため、色選びには慎重にならないといけません。
お住まいの地域によっては、景観の問題で黒い外壁にできない場合があります。事前に確認しておきましょう。
なぜ黒の外壁が人気になっているのですか?
黒は他の色と組み合わせやすく、高級感のある見た目に仕上がるからです。イメージにあった色合いにできるため、黒い外壁にする方は増えてきています。
外壁を黒にすると室内が暑くなりますか?
断熱性や通気性のある外壁を使用していれば、室内の温度が暑くなることはありません。ですが、断熱性の低い外壁だと、室内温度の上昇に繋がります。
室内温度の上昇を防ぐには、断熱性の高い塗料を選ぶようにしましょう。
黒の外壁施工事例
ここからは、黒の外壁施工事例を紹介していきます。
【刈谷市】10年保証のフッソ塗料でツートンの外壁塗装と屋根塗装(戸建てO様邸)
https://www.mr-produce.jp/construction/63364/
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- 工期:約3週間
- 工事費用:200~300万円
- 塗料メーカー:関西ペイント
- カラーNo.:外壁/25‐90A、22‐30B
まずは仮設足場の組立を行い、高圧洗浄機で汚れやコケなどをしっかりと洗い流していきます。
外壁は塗装面積が広いため、吸収した塗料の臭いが充満しやすくなります。臭いを押さえるため水性塗料を使用するのが一般的です。
水性塗料は油性塗料に比べて耐久年数が低いとされてきましたが、現在では耐久性も同等になっています。
屋根と付帯部にはそれぞれ素材に適した塗料を使用し、下地処理を行ってから塗装しました。
ツートンカラーに仕上がり、塗装前と比べ住宅のイメージが一新されています。汚れもなくなり、綺麗な外観を取り戻せました。
【岡崎市】高耐久シリコン塗料でブルーグレーに変わった外壁・屋根塗装(戸建てK様邸)
https://www.mr-produce.jp/construction/53578/
before | after |
- 工期:約5週間
- 工事費用:400~450万円
- 塗料メーカー:関西ペイント
- カラーNo.:外壁/75-40B
まずは仮設足場の組立を行い、高圧洗浄機で汚れやコケなどをしっかりと洗い流していきます。
洗浄後はシャッターボックスや屋根板金の下地処理を行い、錆び止め塗装を施工。下地処理が完了したら、外壁や屋根・付帯部分の塗装を行い工事は完了となります。
外壁をブルーグレーに塗装したことで、高級感のある仕上がりになり、おしゃれでスタイリッシュな見た目に生まれ変わりました。
【刈谷市】高耐久シリコン塗料でツートンカラーに変わった外壁・屋根塗装(集合住宅Pアパート)
https://www.mr-produce.jp/construction/54219/
before | after |
- 工期:約4週間
- 工事費用:150万円
- 塗料メーカー:関西ペイント
- カラーNo.:外壁/15-50B、22-80B
外壁には塗装の退色やチョーキング・コケが見受けられ、劣化が著しく進んでいるのがわかります。また、支柱の鉄骨や階段裏の錆びや腐食も見受けられました。
塗装開始前に仮設の足場を組み立て、高圧洗浄機で外壁や屋根に付着している汚れを洗い流していきます。
鉄骨や階段・屋根板金の金属部分には、下地処理と錆び止め塗装を施工。外壁と屋根には、それぞれ下塗りを1回・上塗りを2回行いました。
外壁は白とグレーのツートンカラーとなり、単色では表現できない外観となっていきます。
【安城市】5年保証のシリコン塗料を使用した外壁・屋根塗装(集合住宅Aアパート)
https://www.mr-produce.jp/construction/53608/
before | after |
- 工期:約5週間
- 工事費用:250~300万円
- 塗料メーカー:関西ペイント
- カラーNo.:外壁/19-40B、19-70B
こちらのアパートは外壁の目地から漏水し、浮きや反りが見受けられました。外壁だけでなく、支柱の鉄骨や階段・手すりのチョーキングと退色も発生しています。
屋根も退色しているため、今回は外壁とあわせて塗装を行いました。
安全な作業を行うために、足場を組み立て汚れを高圧洗浄で洗い流します。金属部分の下地処理と錆び止め塗装後は、外壁と屋根・付帯部分の上塗りと下塗りを行います。
ツートンカラーがより際立ち、新築のような綺麗な見た目を取り戻せました。
まとめ
本記事では、黒の外壁に関するトラブルや後悔しないためのポイントについて解説しました。
黒の外壁は高級感があり、おしゃれでスタイリッシュな見た目に仕上がります。しかし、黒は紫外線や熱を吸収しやすく、他の色に比べると劣化が早く進んでしまう可能性があります。
近隣トラブルにも繋がりやすく、周囲の景観にあわせた色選びが重要です。黒一色ではなく、ツートンカラーにしたり、ワンポイントで色を変えたりすると、柔らかい印象になります。
黒の外壁を検討されている方は、本記事をぜひ参考にしてみてください。
エムアールのカラーシュミレーションは無料です。お電話やWebサイト・公式LINEでお問い合わせができるため、お気軽にご相談ください。
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