シーリング補修について(西川)
ブログを読んで頂いている方々、こんにちは。
今回は補修について書き込みます。その中でも【シーリング】の補修とクラックについてです。
まずは【外壁目地のシーリング】から。
サイディング外壁の目地シーリングは弊社では基本『打ち替え』という作業をします。
打ち替えというのは、今の既設シーリングを撤去し、新たにシーリング材を打ち込むという工法です。
右の写真の状態ではまだ雨漏れ等には至らないかもしれませんが、少しずつ雨水が内部に侵入していきますので、早めの対応が必要になります。
では実際のシーリングの補修工事の工程をご説明していきます。
左から順番に、既設シーリング撤去(切り取り)→プライマー塗布→シーリング材充填→ならし→完了 という流れになります。
次に、【窓廻りのシーリング】です。
窓廻りのシーリングでも、弊社は基本打ち替えをします。
硬化し縮んできているシーリングの上に新しく打つ『打ち増し』という工法では、新しいシーリングが古いシーリングに引っ張られてしまうため、新しいシーリングにいい影響は与えません。
窓廻りも外壁目地と同様の工程でシーリングを打ち替えしていきます。
※塗装会社によっては窓廻りシーリングは打ち増しで十分ですとおっしゃるところもありますが、より安心を求めるのであれば打ち替えをお勧めします。
最後に、右の写真のようなシーリングの【クラック】という現象についてのお話です。
0.3mm以下のクラックであれば下塗材をしっかりと刷り込めば収まります。
それ以上であれば、シーリングを充填し補修する方法と、クラックが幅広い場合はUカット・Vカット工法で補修します。
それは、U字・V字にクラックサンダー等で切り込みを入れて、そこにカチオン系モルタルを埋めて補修します。
クラックの場合は雨水浸入につながってきます。
症状によって補修内容が変わってきます。悪化すればするほど費用もかかりますので、シーリングは特に早めの対応をお勧めいたします。