外壁塗装の見積もりで押さえておくべきポイント4選!費用相場や注意点を解説!

刈谷市&知立市の外壁塗装専門店なら株式会社エムアールにお任せください!

  • 家の外壁の汚れが目立って見栄えが悪くなった
  • 外壁の塗装が剥がれてきて、触ると何だか粉っぽいものが手に付いた
  • 住宅の年数が経ってきたから外壁を塗り替えたいけどどこの業者に頼んだらいいかわからない
  • 業者から見積書を受け取ったけど、値段を見ても正直高いか安いかわからない

このページを見ているということは、このような悩みをお持ちではないでしょうか。そろそろ外壁塗装を検討していても、リフォーム業者やハウスメーカー、工務店などたくさんの業者がありますから、どの業者に頼んだらいいか不安ですよね。外壁塗装は決して安くはないので、適切な金額で外壁塗装を施工してくれる信頼できる良い業者選びが必要になります。

 

この記事でわかること

  • 外壁塗装の見積もりをする時の注意点
  • 外壁塗装の見積書の見方
  • 外壁塗装の費用の相場
  • 適正な外壁塗装業者を見極めるポイント

「外壁塗装を検討しているが、かかる費用がいくらか知りたい」という方や「外壁塗装業者に見積もりを依頼したい」という方にとって、必要な情報を解説していますので、ぜひ外壁塗装業者から見積もりをとる際の参考にしてください。安心して、納得して外壁塗装を依頼できるように、それぞれのポイントを抑えていきましょう。

目次

外壁塗装とは

外壁塗装について「外壁を綺麗にして見栄えを良くする工事」と思われている方も多いのではないでしょうか。しかし、外壁塗装は単に見栄えを良くするための工事ではありません。

お住まいの機能を改善させたり、遮熱性能を向上させることで快適な住空間を維持することなど、外壁塗装はお住まいにとって大切なメンテナンス工事です。

 

近年は、異常とも言えるほどの酷暑日が続いたり、大型台風や異常気象による大雨や突風などによる被害が日本各地で発生しています。外壁は、そんな過酷な状況に日々晒されていますので、予想以上にダメージを受けている可能性があります。外壁塗装というメンテナンスによって、今後長い目で見て快適に過ごせるようにすることが、家にとってもご自身にとっても大切なことなのです。

外壁塗装の役割を解説!

ここからは、外壁塗装の役割についてもう少し深掘りして解説します。外壁塗装の役割を理解していただき「なぜ外壁塗装が必要なのか?」という疑問を払拭してもらいたいと思います。

建物の耐久力の向上

外壁塗装をすることで、建物の耐久力が向上します。塗装は、外壁の下地を保護するという役割を持っているため、定期的にメンテナンスを行い外壁塗装を行うことで下地を保護し建物の耐久力向上に繋がるのです。たとえ、外壁の見た目に変化が見られなくても確実に劣化は進みます。

 

「高額の費用がかかるなら今のままでいい」

「外壁の塗装がちょっと剥がれたくらいじゃ大丈夫だろう」

「見た目は気にしていないから塗り直さなくていい」

 

と安易に考えないでください。外壁の劣化を放置しさらに劣化が進むと、最悪の場合劣化した外壁から雨水が侵入し内部腐食を発生させます。建物の内部が腐食することで建物の耐久性は著しく低下し、本来かかるはずのない費用を支払うことも十分に考えられます。

遮熱性能の向上

使用する塗料によって違いはありますが、外壁塗装によって遮熱性・断熱性の向上が期待できます。外壁塗装を行うことで、塗料が太陽光を反射もしくは吸収し室内温度の上昇を緩和してくれます。施工後の外壁の表面温度が「約30℃」も低下する塗料もあります。室内温度の上昇を緩和してくれることで室内温度が快適に保たれ、近年増加している酷暑日でも快適に過ごすことができます。

 

さらに、室内温度の上昇を緩和してくれることにより、エアコンを使用する際にかかる電気代の節約にも繋がります。夏は常にエアコンをつけているご家庭が多いかと思いますが、電気代が節約できればそれだけ家計にも嬉しいですよね。また、電気を節約できるので環境にも優しいと言えます。

防水性の向上

外壁塗装により、外壁の防水性能の向上に繋がります。要するに、雨水から建物を守ってくれるということです。雨水から建物を守ってくれることで、前述したとおり耐久性の向上に繋がります。逆に、防水性が低下すると雨水などが外壁の隙間から侵入してしまうおそれがありますので注意が必要です。

防汚性の向上

塗料には、防汚性を向上させてくれる成分が含まれているものがあります。建物の表面に汚れが付着しにくくしてくれるものや、簡単に汚れを洗い流してくれるものなどです。

 

雨水には、カルシウムやマグネシウムなど多くの不純物が混ざっています。雨水が外壁に付着し急激に蒸発すると「イオンデジポット」という白いウロコ状のシミが発生します。これは、雨水に含まれている不純物が外壁に残留し結晶化したもので、これらは外壁を劣化させる原因の一つになるのです。

 

防汚性を向上させることで、そもそもこれらの不純物の付着をしにくくしてくれたり、自浄作用により簡単に洗い流してくれます。結果的に、外壁が綺麗に保たれ長く美しい外観となります。

長期的な美観の保持

外壁塗装では、建物の美観の保持という役割も担っています。建物の外観というのは、その建物の印象を大きく左右するものです。紫外線や雨水によってシミができ劣化した外観より、綺麗に塗装されている方がいい印象を持ちますよね。

 

また、外壁塗装によってこれまでの外壁の色から新しい色にガラッと変えることもできます。つまり、外壁の色を変えることでイメージチェンジができるということです。自分好みの色にカスタマイズすれば、自然と建物に対して愛着も沸きますから「大切にしよう」という気持ちも高まるはずです。すると、自然と建物に意識が向き長期的な美観の保持に繋がります。

資産価値を高める

外壁塗装をしてメンテナンスをしっかり行っている建物と、そうでない建物とでは定期的にメンテナンスを行っている建物の方が資産価値が高くなります。メンテナンスを行っているということは、建物の状態を良好に保っているということですから、メンテナンスを行っていない建物に比べて耐久力(寿命)に差が出ます。耐久力(寿命)に差が出るため、当然資産価値が高くなるのです。

 

想像してみてください。

築年数20年の建物が隣同士で2軒並んでいたとして、片方はこれまでメンテナンスを一度もしてこなかった建物、もう片方は定期的にメンテナンスをして状態が良好な建物、どちらを購入したいと思いますか?ほとんどの方が後者を選ぶのではないでしょうか。ですから、外壁塗装は資産価値を高めるのです。

 

外壁塗装で見積はなぜ必要?

ここからは、外壁塗装を業者に依頼する上で重要となる「見積もり」について解説します。なぜ外壁塗装で見積もりが必要なのかと言うと、ズバリ「適正な金額で適正な工事を行ってくれる業者を選定するのに必要」だからです。

 

外壁塗装を行うにあたって、どの程度の金額がかかるのか、提示された金額は適正なのか、どのような工事を行うのかといった疑問がたくさん出てくるかと思います。これらの疑問に対する回答の一つが「見積書」なのです。もちろん、建物の現状を業者にしっかり確認してもらった上で見積もりを出してもらうようにしましょう。

 

見積もりの段階で不安を払拭しておかないと、施工してもらった後でトラブルに発展する場合もあります。面倒くさいと思わず、この段階で納得がいく金額で納得がいく工事をしてくれる業者を選ぶことが重要です。

 

外壁塗装の見積書の見方

見積書に記載されていることについて、全てを理解している方はほとんどいないでしょう。

しかし、わからないからといって見積書の見方を正しく理解していないと、全て業者の言いなりになってしまいます。すると、納得のいく工事をしてもらえなかったり、追加費用が発生して見積もり以上の金額がかかってしまったりといったトラブルに発展することがあります。このような事態を回避するために、外壁塗装に対する見積書の見方をしっかり理解することが必要です。

商品名・メーカー名の記載の有無

外壁塗装に使用する塗料の種類はたくさんありますし、それによって仕上がり方も変わってくるため、どの商品・メーカーのものを使用するのかしっかり確認しておく必要があります。もちろんグレードによっても金額は変わってくるため、「商品名・メーカー名・グレード」は確実に把握しておきましょう。見積書に「〇〇塗料」とだけ記載されている場合は注意が必要です。

一式という記載には要注意

外壁塗装をする上で、必要な作業は思っているよりもたくさんあることは知っておきましょう。

例えば、足場設置・高圧洗浄・下地処理などは塗料を塗布する上で必要な作業なので外壁の塗装前に行います。業者によっては、これらの工程をひとまとめにして「作業一式」と記載してくることもあります。作業内容を具体的に記載しないことで、業者は作業内容をごまかせてしまうのです。

 

そのような状態で外壁工事を契約してしまうと、後になって様々な項目が追加されて見積もりよりも高額な料金を支払う羽目になるかもしれません。そうならないためにも「一式」の中身を把握することが大切です。

 

外壁塗装に必要な作業は次のものがあります。

  • 足場設置・足場周囲の養生

高所作業になるため安全で丁寧な作業を行うために必要です。

  • 高圧洗浄

外壁に付着した汚れやカビ、劣化した塗膜などを洗い流して綺麗にします。

  • 下地処理

シーリング工事やひび割れの部分、欠損部分などをパテ処理などで綺麗に行います。

  • 養生

窓ガラスや地面など、塗装をしない部分に塗料が付着しないようビニールなどで養生を行います。

  • 外壁塗装

ここから外壁塗装の工程に移ります。基本的にメーカーの仕様に基づき「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りを行います。

  • 付帯部塗装

付帯部とは、外壁に付帯する部分で軒天・破風・鼻隠し・雨戸・樋などのことです。これらの部分にも塗装工事を行う場合があります。

  • 足場解体

安全に足場を解体する必要があります。

 

これら以外に、諸経費(廃材処理費用など)が見積書に記載される場合があります。どの作業を行うのか、一式の中に含まれているのかについても明確にしておきましょう。

塗装面積

塗装面積の確認も確実にしておきましょう。塗装面積とは、文字通り塗料を塗布する面積のことで、見積書には「坪」もしくは「㎡」で表記されますが、面積を算出した根拠をしっかりと確認することが重要です。

「㎡」単位の表記であれば分かりやすいかと思いますが、「坪」単位の表記は馴染みがないため注意が必要です。ちなみに、1坪を㎡に換算すると「約3.3㎡」です。そこに、外壁の面積を計算する際の係数「1.2」をかけると、目安となる塗装面積を算出することができます。

 

塗装面積の計算方法

坪数(1坪:3.3㎡)✖️1.2(外壁の面積を計算する際の係数)=外壁塗装面積(㎡)

 

見積もりを出してくれた業者に対して塗布面積の根拠を聞くことや、実際に一緒に外壁を見ながら計測をしてもらって説明を聞くようにしてください。もし塗布面積の根拠が曖昧なものであったり、不安を煽るようなものであるならば、その業者に施工を任せるのはおすすめしません。ちゃんとした業者であれば、丁寧に理由や必要性を説明してくれるはずですし、あなたも納得がいくはずです。

外壁塗装で見積をとるときの注意点は4つ

次に、外壁塗装で業者に見積りを取る時の注意点を3つ解説します。外壁塗装で失敗しないために必要な事です。納得のいく金額で、満足のいく施工をしてもらうために解説するポイントをしっかりと押さえましょう。

①相見積もりを取る

外壁塗装などの大きな工事をする際は、「絶対にこの業者に施工をお願いしたい!」と思っている場合を除いて、基本的に「相見積もり」を取ることをおすすめします。そして、複数の見積書の内容や金額をそれぞれ見比べて比較検討することが重要です。

 

相見積もりとは、契約を進めるにあたって1社ではなく複数の施工業者に見積もりを依頼することを言います。なぜ相見積もりを取ってそれぞれの内容や金額を比較するのかと言うと、それぞれの施工業者によって扱う塗料や金額、サービス内容が異なるからです。

 

1社だけしか見積もりを取っていない状態だと、「同じ内容でも別の業者の方がサービスが良かった」「別の業者の方が金額が安かった」というように、後になって後悔してしまう事もあります。そのようなことを回避するためにも、相見積もりは必要です。

 

また、それぞれの見積書を比較検討することにより、優良業者と悪徳業者を判別する事もできます。見慣れない見積書でも、見積書に施工内容・金額・塗装面積が詳細に記載されている場合と、ざっくりとしか記載されていない場合では、どちらに施工をお願いしたいですか?ほとんどの方は前者を選ぶでしょう。このように、相見積もりを取ることで得られるメリットが大きいのです。

 

もしデメリットを挙げるとしたら、次でも解説しますが「立ち合いや比較が面倒」という点でしょう。

 

しかしながら、外壁塗装は大きな金額がかかりますし、長い目で見て安心して、満足して暮らせるように、面倒くさがらずに相見積もりを取りましょう。外壁塗装の見積もりは多すぎても迷うだけになってしまうので「3社程度」に依頼するのがベストです。

②建物の図面を準備しておく

業者に見積もりを依頼する時に、建物の立面図や平面図などの図面を手元に用意しておくと分かりやすいです。図面が無く、実測で塗装面積を測るとどうしても見積書ごとに塗装面積がバラバラに記載されてしまうことがあります。塗装面積がバラバラに記載されると、そもそも内容や金額の比較検討がしづらくなってしまいます。

 

もちろん、図面が手元に用意できない場合でも見積もりを取ることは可能ですが、しっかりと比較検討したいというのであれば、できる限りの資料を用意しておきましょう。建築当時、外壁にはどんな下地を使用しているか、材質はどうなっているかなど、施工業者も確認したいポイントですので、施工業者にとってもありがたいです。建物を建築した際に図面をもらっているかと思いますので、できれば建物の図面を見ながら見積もりを依頼するようにしましょう。

③現地調査に立ち会う

業者に見積もりを依頼するにあたり、業者による建物外壁の現状確認、いわゆる現地調査に立ち会う必要があります。ほとんどの場合、業者側から立ち会いを求められるかと思いますが、ここで面倒くさいと思わずにしっかり立ち会うようにしましょう。

 

ただし、全てに立ち会うことはなかなか難しいですから、ところどころ必要に応じて対応できるようにしておくと安心です。そして、ご自身と業者の目で施工が必要な箇所をしっかりチェックして説明を受けるようにしましょう。説明の中で分かりづらいことがあったり、質問したいことがあったら、その場で解決しておくのがおすすめです。

 

もちろん、どうしても予定があったりして立ち会えない場合は写真などでの説明になるかと思いますが、やはり費用をかけて施工をしてもらうことですから、ご自身の目で見て納得した説明を受けてから依頼するのがいいのです。しかし、全く立ち会いをしなかった場合、本当にご自身の建物か分からないような写真を持ち出される可能性も無きにしも非ずです。

そういった可能性も考えて、現地調査はなるべく立ち会えるように予定や日程を調整しましょう。もし、立ち会いの後に聞きたいことが思い浮かんだのなら、メールや電話で相談するのもいいでしょう。

④見積もり内容について業者説明を受ける

見積もりを依頼し提示された内容について、ご自身が納得するまでしっかり説明を聞き、不安要素を取り除くことが必要です。基本的に現地調査の結果を踏まえた上で、基本的な構造設計や工事期間・工法を決定し、それにかかる費用を入れて見積書が作られます。

 

現地調査で立ち会いをしているのであれば、大まかな工事内容や期間、工事の必要性などの説明は受けていることでしょう。ただし「現地調査で説明を受けたから」といって、サラッと見積書を流し見で確認することだけはやめましょう。

 

なぜなら、見積書に記載されている内容がそのまま工事に反映されるので、「この工事はどんなことをするのか」「なぜこの塗料を使用するのか」「なぜこの金額なのか」といった疑問を確実に解決しておく必要があるからです。また、この時点でご自身が思い描く理想像を業者に伝えておくのもいいですよ。徹底的に打ち合わせを行い、ご自身の理想を叶えれるようにしましょう。

 

外壁塗装の見積の費用相場

ここからは、外壁塗装にかかる費用の相場について解説します。おおよその相場になりますので、見積もりを取る際に参考にしていただければと思います。

施工にかかる全体の費用相場

外壁塗装にかかる全体的な費用の相場です。

A社:¥600,000〜(25坪)

B社:¥470,000〜(30坪)

C社:¥650,000〜(30坪)

D社:¥550,000〜(約30坪)

E社:¥488,000〜(約30坪)

上記の価格は、愛知県内で外壁塗装を施工した場合の相場です。塗装面積の範囲や塗料などによって金額が変わりますが、およそ30坪の建物で¥500,000〜¥700,000となります。

 

もちろん、外壁の劣化状況・使用する塗料の種類やグレード・立地条件による足場設置・人件費など建物や業者によって違いは出てきますが、基本的に上記の相場を参考にしていただくといいでしょう。上記の相場より、大幅に安いもしくは高い金額になっている場合は注意した方がいいかと思います。

 

大幅に安い場合は手抜き工事の原因になるほか、塗料の量が少なく見積もられている場合などが考えられます。逆に大幅に高い場合は、塗料のグレードが高いもので設定されていたり、その他の部分で高額な請求になっている場合などが考えられますし、そもそも「ぼったくり」目的という場合も考えられます。どちらにせよ、「なぜこの金額になっているのか」と疑問を持つことが必要で、ちゃんとした理由があり説明を受けて納得することが大切です。

 

ちなみにエムアールの場合ですと、延床面積30坪の建物で工事費・保証など全てコミコミで「¥547,000(税込)」で施工することができます。高品質で適正価格を目指し、2,300件以上の施工実績があります。業者選び、見積依頼にお困りの際は、お気軽にご連絡ください。

塗料の費用相場

塗料の費用相場を解説します。塗料はタイプやメーカー・グレードなどの違いがあり、それぞれで耐用年数や金額が変わります。塗料タイプ・耐用年数・1㎡あたりの価格・メリット・デメリットを解説します。

塗料タイプ:アクリル塗料

耐用年数:5〜7年

1㎡あたりの価格:¥1,200〜¥1,800

メリット:塗料の価格が安い・ツヤや発色がいい・カラーバリエーションが豊富

デメリット:塗膜が硬いためひび割れが起こりやすい・耐用年数が短いため塗り替えのサイクルが短い

塗料タイプ:ウレタン塗料

耐用年数:5〜10年

1㎡あたりの価格:¥1,400〜¥2,500

メリット:弾性がありひび割れや変形に強い・塗料の価格が安い・塗膜に光沢があり高級感がある

デメリット:紫外線により変色する可能性がある・比較的耐用年数が短い

塗料タイプ:シリコン塗料

耐用年数:8〜10年

1㎡あたりの価格:¥1,800〜¥3,500

メリット:種類が豊富・耐久性や耐水性が高くコストパフォーマンスに優れている・塗膜が硬く剥がれにくい

デメリット:弾性が低いためひび割れしやすい

塗料タイプ:ラジカル塗料

耐用年数:10〜12年

1㎡あたりの価格:¥2,200〜¥2,800

メリット:チョーキング現象が起こりにくく耐候性が高い・防汚や防カビ性能が高い・価格帯によるコストパフォーマンスが優れている

デメリット:色を濃くできない・近年注目を集めている塗料のため実績が少ない

塗料タイプ:フッ素塗料

耐用年数:12〜15年

1㎡あたりの価格:¥3,000〜¥5,000

メリット:防汚性に優れている・耐久性が高い・長期的に美観の保持ができ塗り替えが少なくて済む

デメリット:費用が高い・追従性が劣るため外壁のヒビと共に割れてしまうことがある

塗料タイプ:無機塗料

耐用年数:20年以上

1㎡あたりの価格:3,500〜¥5,500

メリット:チョーキング現象が起こりにくい・耐久性が高い・親水性に優れている・カビやコケなどが繁殖しにくい・長期的なコストパフォーマンスに優れている

デメリット:費用が高い

 

上記のとおり、外壁塗装に使用される塗料は数多くの種類があり、一様に「これがおすすめ」とは言えません。また、単に安いからといって価格帯の低い塗料を選んだばかりに、メンテナンススパンが短くなり長期的に工事費用が高くなる可能性もあります。

 

数年後に引っ越しを予定している、建て替え・塗り替えを予定しているなど、長く住むことがない場合ではいいかもしれません。しかし、外壁塗装をして長く住みたいという方は、ご自身の理想と予算、塗料のメリットデメリットを理解して、業者と相談しながら決めていくのがいいでしょう。

その他の費用相場

最後に、外壁塗装工事にかかるその他の費用について解説します。「その他」と言っても、どれも外壁塗装工事には必要なものになります。おおまかにでも、それぞれの費用相場を知っておくといいでしょう。

足場・飛散防止ネット

職人が作業するための足場や周囲に塗料などが飛び散らないようにする飛散防止ネットは、高所作業を行うことから必ず必要です。費用の相場は次のとおりです。

 

作業するための足場:¥600〜¥1,200/㎡

飛散防止ネット:¥100〜¥400/㎡

 

ちなみに、外壁塗装にかかる費用の約2割が足場費用と言われています。「本当にこんなにも必要なの?」と思われる方も多いかと思いますが、これらは安全に作業するために必要なものなのです。

 

まれに「足場代を無料にいたします」といったような業者もいるようですが、残念ながら優良業者の場合そのようなことはほとんどありません。足場代を無料にするということは、他の部分で高額な請求をしている可能性がありますので、甘い言葉には注意が必要です。それでも気になるという方は、算定方法などを業者に確認するといいでしょう。

高圧洗浄

高圧洗浄では、外壁の汚れやコケ、劣化した塗膜などを綺麗に洗い流す作業を行います。外壁に塗料をしっかりと密着させる必要があるため、高圧洗浄も必要な作業です。費用の相場は次のとおりです。

 

高圧洗浄:¥100〜¥300/㎡

 

ちなみに、水道はお住まいのものを使用することになり、水道代は業者ではなくご自身の負担になることがほとんどです。施工時間はおおよそ6〜8時間ほどで、1日かけて建物の外壁の汚れなどを落とすことになりますから、水道代が高くつくと思われる方も多いかと思います。しかし、実際には「2,000円以下」に収まることが多く、高くついても数千円程度ですのでご心配なく。

下地処理

下地処理は、建物劣化部分の補修や塗料を密着させることを目的に、外壁のひび割れなどを補修する作業です。費用の相場は次のとおりです。

 

下地処理:¥200〜¥2,500/㎡

 

下地処理をしっかり行うことなく塗装を始めてしまうと、塗料の塗りムラやひび割れを起こすおそれがあります。下地処理も高圧洗浄と同様に、外壁塗装の仕上がりに大きく左右しますので大切な作業工程になります。費用としては、外壁の状態によって金額が変わるので、あくまで参考までに上記の金額を知っておくといいでしょう。

シーリング(コーキング)

シーリング(コーキング)とは、外壁の壁と壁をつなぐ部分や窓サッシなどの周りに注入されているもので雨水の侵入を防ぐためのものです。費用の相場は次のとおりです。

 

シーリング:¥700〜¥1,200/㎡

 

シーリングは、劣化すると硬くなりひび割れを起こします。ひび割れを起こすと、その隙間から雨水が侵入し建物全体の劣化に繋がります。古くなっているシーリング材は撤去して新しいシーリング材を詰め、雨水の侵入を防止します。

養生

養生とは、塗装をしない部分や窓ガラスなどに塗料が付着しないようにビニールなどで保護することを言います。費用の相場は次のとおりです。

 

養生:¥200〜¥500/㎡

 

養生をする場所は、玄関・地面・窓サッシ・郵便受けなどの付帯物・室外機などです。養生は、単に塗料の飛散防止のために行うのではありません。養生次第で塗装の出来が左右するからです。養生が適当にされていると、せっかく綺麗に塗料を塗っても取り外した際に境目がガタガタになってしまい見た目が悪くなってしまいます。逆に丁寧に養生がされていれば、境目も綺麗になりとても見栄えが良くなります。

廃棄物処理

外壁塗装工事を行うにあたり、養生シートや塗料、使用済みのハケなどは廃棄処理されます。これらは全て「産業廃棄物」にあたるため一般ゴミに出せず、専門の処理業者に引き取ってもらいます。それを、廃棄物処理として計上しています。費用の相場は次のとおりです。

 

廃棄物処理:¥10,000〜¥30,000

 

産業廃棄物は、建物の規模や塗料の使用量、別途工事の有無によって変動します。ちなみに、これらの産業廃棄物を不法投棄した場合、廃棄物処理法によって厳しく処罰されるため必ず含まれます。ただし、これらの費用は「諸経費」として組み込まれている場合もありますので、個別で計上されていなければ業者に確認してみてください。

 

外壁塗装の見積書で業者を見極める部分

ここでは、業者を見極めるポイントを業者の選び方も含めて解説します。外壁塗装に限ったことではなく、どんな施工をしてもらうにしても「業者選び」は重要と言えます。なぜなら、施工の良し悪しによって今後快適な生活を送ることができるか決まってくるからです。

 

しっかりと必要性を説明してくれて対応がよく施工の腕もいい業者であれば、外壁塗装による効果を十分に発揮してくれるでしょう。しかし、残念ながら全ての業者がこのように親身になって施工を行ってくれるかというとそうではありません。いい業者を見極め、今後の快適な暮らしを確実に手に入れましょう。

甘い言葉・不安をあおる言葉には注意

外壁塗装について飛び込み営業してくる業者は、以下のような甘い言葉や不安をあおる言葉をかけて、その流れで契約に持ち込ませることがあります。

 

「この場で契約してくれたら大幅値下げします」

「今契約しないと損しますよ」

「今すぐ外壁塗装をしないと大変なことになります」

 

どんな工事でも同じですが、現地調査をしっかり行うことなく工事の必要性を説明することはできません。なぜなら、現地調査を行わないことには現状建物がどのような状態になっているか、どのような工事が必要なのか、塗装面積はどのくらいか、どのくらいの費用を必要とするのかなどが判断できないからです。もし、これらの甘い言葉や不安をあおる言葉をかけてくる業者がいるのであれば、それらの業者に工事を依頼することはやめましょう。

 

もちろん、業者によって期間限定のキャンペーンを行うこともありますから、一概に値下げされていることが悪いということではありません。「今」「この場で」「損する」という言葉自体、プロスペクト理論における損失回避性を利用したセールストークの可能性が高いのです。

 

優良業者であれば、見積もりや施工内容に対してしっかり説明しますし、お客様のニーズに基づく提案もするはずです。営業マンの言葉に焦って契約することがないように注意しましょう。

現地調査に基づいた見積書を提示しているか

基本的に、外壁塗装の見積もりは現地調査の結果をもとに作成されます。現地調査は建物の屋根から隅々までしっかりと確認する必要があるため、ある程度時間がかかります。そのため、現地調査がササッと終わってしまうようであれば見積もり内容に現地調査に基づかない事項が記載されているかもしれません。

 

また、現地調査で算出した塗装面積がおかしな数値になっていないか、塗装面積に応じた塗料の量であるかなどもしっかり確認すべきです。さらに見積書を確認して、不安な点や聞きたい点は業者に質問しましょう。質問に対して丁寧に答えてくれる、根拠を持って答えてくれるのであれば、信用に足る業者と言えるでしょう。

施工期間が明確に示されてるか

外壁塗装にかかる期間は、建物の規模や施工内容にもよりますが「1週間〜3週間」ほどです。※天候により施工期間が延長する場合もあります。

 

明らかに短い期間で施工できることを謳っている業者の場合、高圧洗浄後の乾燥に必要な時間を削っていたり、塗装回数を少なくしている可能性があります。つまり、「手抜き工事」をしている可能性があるということです。結果的に施工不良で塗り直しをする羽目になる可能性もありますので、施工期間をしっかり確認しましょう。

 

このようなことにならないためにも工程表を示してもらい、いつどんな工事が行われるのかを確認することが大切です。基本的に「一日一工程」で工事が進みますので、一日にどんどん進むような工程には注意しましょう。

保証やアフターサービスはあるか

塗装に不備があった場合など、工事内容を保証する制度を確立している業者を選ぶと、長い目で見て安心感が違います。保証期間は業者や施工内容によって変わりますが、2年〜10年の保証期間を設けている業者が多いです。

 

また、やりっぱなしでなくアフターサービスがしっかりしている業者の場合、施工後も定期的に点検してくれたりお客様からの疑問や質問に丁寧に対応するはずです。見積もり説明を受けている際などに、保証期間やアフターサービスについても質問しておくといいでしょう。明らかに保証期間が短すぎる場合や長すぎる場合は注意が必要です。

 

ちなみに、エムアールの保証期間は超長期保証を実現しています。保証年数は5年〜12年としています。なぜこれだけの超長期保証が実現しているのかと言いますと、しっかりした施工をすれば長期的な保証をお約束できるからです。また、アフターサービスにおいても「1年・5年・保証終了年」にアフター点検を実施しております。保証対象部分や、建物の不具合が発覚した場合はすぐにお客様にご報告し、補修が必要な場合は提案いたしております。

外壁塗装の事例紹介

半田市H様邸 外壁塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/58810/

before after

 

  • 施工エリア 愛知県半田市
  • 施工費用 150〜180万円
  • 施工期間 約4週間

ハイブリッド無機プランにて施工いたしました。1階・2階ともに外壁塗装のチョーキング現象が発生していました。外壁のみならずシャッターボックスや軒先板金などの塗装も行い、施工後は新築同様の外観を取り戻しました。施工中に瓦の破損があり補修対応させていただきました。

知立市K様邸 外壁・屋根塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/58817/

before after
  • 施工エリア 愛知県知立市
  • 施工費用 180〜210万円
  • 施工期間 約3週間

ハイブリッド無機プランにて施工いたしました。外壁・屋根にコケが見受けられ、さらに外壁材・屋根材ともに反って隙間が発生している状態でした。また、外壁にはひび割れも見受けられパテ材で成形する必要がありました。外壁はひび割れが再発しないようにパテ材を充填し、屋根は屋根全体の輪郭となっている部分に錆止めを塗布した後に塗装を行いました。ひび割れや外壁材・屋根材の反りも改善し、長期的に見て安心して過ごしていただけるお住まいになりました。足場組み立ての際にプロパンガスカバーの破損トラブルがありましたが、即対応させていただきました。

高浜市S様邸 外壁塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/58230/

before after
  • 施工エリア 愛知県高浜市
  • 施工費用 150〜180万円
  • 施工期間 約5週間

ハイブリッド無機プランにて施工いたしました。外壁にはチョーキング現象・ひび割れ・コケが発生している状態でした。高圧洗浄で外壁を綺麗にした後、ひび割れ部分にパテ材を充填し、外壁全体及び付帯部分の塗装を行いました。なんら遜色ない施工内容と自負しております。お客様からも、また機会があればお願いしたいとの嬉しいお言葉をいただいております。

大府市K様邸 外壁・屋根塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/58228/

before after
  • 施工エリア 愛知県大府市
  • 施工費用 120〜150万円
  • 施工期間 約4週間

ハイブリッド無機プランにて施工いたしました。外壁にはチョーキング現象・劣化・コケの付着・外壁材の反りが見受けられ、外壁材が割れて欠けてしまっている状態でした。屋根は北面にコケが多く繁殖している状態でした。高圧洗浄で汚れやコケをしっかり落とした後、外壁の欠損部分や反り部分の処理を行い、屋根は鉄部に錆止め塗装を施しました。その後、外壁・屋根・付帯部分など、細部に至るまで丁寧に塗装を行いました。外壁の色をガラリと塗り替えたため、以前とは見違えるほどに生まれ変わり、イメージチェンジに成功したと言えます。

高浜市I様邸 外壁塗装

https://www.mr-produce.jp/construction/58225/

before after
  • 施工エリア 愛知県高浜市
  • 施工費用 150〜180万円
  • 施工期間 約3週間

ハイブリッド無機プランにて施工いたしました。外壁にはチョーキング現象・コケの付着・ひび割れが発生している状態でした。また塗装の必要がない洋瓦にもコケの付着が見受けられましたので、外壁の汚れやコケと共に屋根のコケも高圧洗浄機でしっかり除去しました。その後、軒天やシャッターボックスなどの付帯部分と共に外壁の塗装を行い、新築同様の外観を取り戻しました。足場解体時に物干しを破損させてしまったことから、対応させていただきました。

まとめ

外壁塗装で見積もりを取る時の注意点や費用相場・業者を見極めるポイントなどを解説しました。外壁塗装工事に限ったことではありませんが、このような工事は高額な費用がかかります。これまでに解説してきた注意点などを理解し、理想のマイホームの形を現実のものとしましょう。

 

「結局どの業者にお願いしたらいいかわからない」

「安心できる業者が見つからない」

「まずは相談したい」

このように思われている方は、ぜひ実績豊富な「株式会社エムアール」へご相談ください。

 

株式会社エムアールは、愛知県刈谷市・知多市の外壁塗装専門店で、地元のお客様にご支持いただき2,300件以上の施工実績があります。100%自社施工管理なので、高品質で安心な外壁塗装を実現しています。「全てはお客様からのありがとうのために!」外壁塗装などのご相談・お見積もり・外壁診断は無料で実施しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

 

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この記事を書いた人

株式会社エムアール

愛知県刈谷市を中心とした外壁塗装専門店。創業2005年/設立2010年 私達がお客様に提供するのは『安心』です。 『全てはお客様からのありがとうのために!』 よりお客様のために。より職人が輝ける業界にするために、「高品質で適正価格」を目指しております。 <許可・資格>愛知県知事許可(般-3)第69503号 窯業系サイディング診断士/外壁劣化診断士/雨漏り診断士 <加盟団体>刈谷商工会議所会員/一般社団法人日本リフォーム診断士会会員/NPO法人雨漏り診断士会会員
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