第六回『着工までにどんな準備がいるの?』
司会:『無事契約しました。で、そこから着工までにいろいろと業者さんが準備してくれるのかな、と思うんですけど、私達も何か準備をしなければいけないんですか?』
澤田:『お客様の方に準備というのは特にありません。ただこちらからお願いしてご協力をして頂くようなことはあります。』
司会:『どんなこと?』
澤田:『例えば、近隣様がいらっしゃいますよね。もちろん、まず契約後に日程を打ち合わせをさせて頂きまして、日程が決まりましたら着工する前に近隣の方にご挨拶に伺います。その時にやっぱりどんなことがあるのか、どんな工事があるのかしっかり説明をさせて頂いて、近隣様が「それならいいですよ」という了承を頂いたうえで工事を進めていくんでくんですけど…やはり挨拶の時に一緒に行って頂くと、よりスムーズに。あとご近所付き合いも兼ねて。工事終わった後にご近所付き合いが悪化するというケースも聞いたことがありますし…。そういうことにならないようにご一緒に挨拶に伺ったり。っていうのはあります』
司会:『専門家が一緒に行って説明してくれるっていうのは安心ですよね。具体的にどんな音がするのかとか、匂いがするのかとか、どんなことが起こりうるんですか?』
澤田:『まず、音ですね。ほとんどの場合は足場を建てますので、カンカンという金属音。また高圧洗浄を行いますので、お隣との距離が近いと水が飛んだりだとかっていうのもありますし、そういった場合は、「この日は午前中洗濯物をご遠慮頂きたいです」っていうようなことを事前にお伝えしたりします。』
司会:『なるほど。確かに何も言わずに工事が始まって音がしてたら、みんななんだろう?って思っちゃいますし、急にお洗濯が濡れたりしたら怒っちゃう方もいらっしゃるかもしれないですもんね』
澤田:『そうですね。やはりトラブルにならないためにも事前にしっかりとご案内して、ご了承頂いた上で工事を進めていく、というかたちになります』
司会:『事前にご説明に行くと、だいたい皆さんどんな反応ですか?』
澤田:『まぁだいたいお互い様ですよねっていうような感じで。こっちもあと何年かしたら塗り替えやりますのでみたいな感じで皆さんご納得して頂けますね。』
司会:『そうですね。そして澤田さんがしっかりとした工事をやっていると、周りの方も「お、いいな」って思うことがあったり?』
澤田:『ありますね~(笑)。現場が最大の営業になります』
司会:『そうなんですね!かっこいい!!こう、何て言うんですか。背中で見せるというか、職人さんならではの…』
澤田:『そうですね。やっぱり工事が終わった後に、近隣さんから「うちもちょっと見積して」って言われることもあるんですけど。やっぱり一番はその工事を見てですね、「あぁ、ここだったらちょっとお願いしてみたいわ」って言われるのもやりがいがありますし、しっかりと自分たちの仕事を見てくれて頼みたいなって思って頂いたってことは、やっぱりいい仕事しちゃったかなー!みたいな。(笑)』
司会;『達成感があるお仕事ですね』
澤田:『そうですね。』
司会:『ありがとうございます!』