第三回「塗装を価格で決めないで!」

司会:『前回は、建物診断について伺いました。診断してもらって、いよいよ塗装をやろう!となったら、私達主婦の感覚では、ちょっとでも安いほうがいなーって思いがちなんですけど、安い業者を選んでもいいですか?』

 

澤田:『まずはですね、安い高いというのは人それぞれの価値観というのがありmさいて、その価格が本当に安いのかどうか、高いのかどうかまず判断する基準を身に着けて頂く、と言いますか、理解して頂く必要があります。』

 

司会:『確かに、何をもって安いというのか分からないので。10万よりは5万円のほうがいいっていう感覚になりがちですけど…それじゃちょっと困っちゃうってことですか?』

 

澤田:『そうですね。例えば、一杯2000円のラーメンって高いと思いますか?』

司会:『高い!!(笑)』

 

澤田:『ですよね。ラーメンといえば、大体500円か600円くらいだと思います。でも、2000円のラーメンに、フカヒレが入っていたり、高級食材でスープをとった。実は3000、4000円するかもしれないのが2000円で食べられると思ったら、どうですか?』

司会:『うーん…食べるかも(笑)』

 

澤田:『これはフカヒレが入ってたり、高級食材が入ってるってことを知ってのうえで2000円ってことで、それだったらいいかもって思われることが多いと思うんですけど。塗装の場合でも、例えば100万円かかる工事に対して、それが本当に100万円で安いのか、高いのかっていう所を知って頂く必要があります。それはどうしたらいいのかと言いますと、どういう内容なのか、どこまでやるのか、どこまで塗るのか、何回塗るのか、とか。細かい部分を理解したうえでこの価格が高い、安い、っていうのを判断する必要があります。』

 

司会:『なるほど!一言に塗装といっても、塗る回数だったり、いろいろ変わってくることですね?』

 

澤田:『そうですね。回数も違えばグレードもありますし、そういった所で果たして安いのか高いのか、ということになってはくるんですけど。やっぱり2、3社見積りを取って頂いたうえで、細かくどういった仕様、どういった塗料を使うのかというのを全部理解した上で比較する。それで本当にどの価格が適正なのかっていうのをお客さんにご自身で判断できるようになると、本当にいい塗装工事がやって頂けるのかな、と思います。』

 

司会:『どうしても私たち、分からないことって面倒臭くなってしまって、業者さんにお任せするってことが増えてしまいがちなんですけれど、やっぱりきちんとやるからには勉強をして、判断できる軸を持っていないといけないということですね』

 

澤田:『そうですね。やはり高い買い物ですから、細かいところまで事前に把握して頂いて、それが実際工事契約した後でもトラブルにならない。「ここまでやってもらえると思ってたのに実はここが違うよ」なんて事にもなりますので、実際ほんとにしっかり細かい所まで見積内容等を見て判断するのがいいかと思います。』

 

司会:『なるほど。やっぱり安さ重視で価格だけ見ていると、最終的にはコスト高になってしまう可能性もありますもんね。塗装は価格だけでは決めないほうがいいということですね。ありがとうございました!』

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