現地調査
2021年5月22日、外壁塗装専門店 株式会社エムアールにお見積りのご依頼を頂いた刈谷市のY様邸へ、現場調査に行ってまいりました。
お客様のご希望の塗装箇所は、外壁と屋根および付帯部です。築年数はおよそ15年で、1回目の塗装をご検討されていらっしゃいます。
【外壁】
チョーキング現象及び色褪せが見受けられました。チョーキング現象とは塗料に含まれる樹脂成分と顔料が劣化により分離し顔料が元の粉に戻って表面に現れる現象です。
チョーキング現象によって外壁表面の撥水効果が薄れています。そのため陽の当らないベランダ内壁では湿気をおび乾燥せず藻が繫殖しています。
藻自体が湿気を持っていますので、藻の付着は外壁材に悪影響を及ぼします。
【屋根】
全体的に色褪せが見受けられました。外壁同様撥水効果が薄れているため苔の繁殖が見受けられました。黄色に変色しているところが苔です。
【付帯部】
雨樋は掴み金具に塗膜剝離が見受けられ、チョーキング現象及び色褪せが見受けられました。Y様邸の雨樋は塩化ビニール製で、劣化が進むと弾力性が失われ少しの衝撃で破損してしまう恐れがあります。
雨戸も同様にチョーキング現象及び色褪せが見受けられました。板金部分は錆が発生してしまう前に塗装して保護する必要があります。
破風・鼻隠しは塗膜剥離がおき、素地まで腐食が進んでいます。
【シーリング】
外壁目地・窓廻りともに硬化し細かなひび割れが見受けられました。
シーリングの劣化は硬化→ひび割れ→切れ→欠損の順におきてきます。切れが発生してきますと、雨水が侵入して躯体に悪影響を及ぼす可能性があります。
【総評】
外壁・屋根・付帯部・シーリング全てにおいて劣化している状況です。ひと夏、ひと冬と超えるごとに劣化は少しづつですが確実に進んでいきます。なるべく早いタイミングで塗り替えを行うことをおすすめします。
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