現地調査
12月13日、外壁塗装専門店 株式会社エムアールにお見積りのご依頼を頂き、 刈谷市のS様邸に現場調査に行ってまいりました。
お客様の塗装ご希望の箇所は、外壁と付帯部です。築年数はおよそ17年で、1回目の塗装をご検討されていらっしゃいます。
外壁:サイディング
屋根:瓦
<外壁>
チョーキング現象が見受けられました。チョーキング現象とは塗料に含まれる樹脂成分と顔料が劣化により分離し顔料が粉に戻って表面に現れてくる現象です。外壁表面の撥水効果が薄れています。それにより、日陰などに藻などが繁殖しやすくなります。
バルコニー腰壁の内側に藻が繁殖しています。
1階部分のタイル調の外壁はチョーキング現象は見受けられませんが、全体的に色褪せがうかがえます。
<シーリング>
シーリングの劣化は硬化→ひび割れ→切れ→欠損の順におきてきます。外壁目地は既に欠損している箇所が何箇所もあり、雨水が確実に侵入していると推測できます。
欠損していないところも硬化し外壁小口との接着面が劣化し隙間が開いてきています。外壁内部に雨水が侵入しますと躯体に悪影響を及ぼしますので早急な対応が必要です。
窓廻りのシーリングも劣化し切れや欠損が見受けられます。雨漏りに繋がる可能性が高いためこちらも早急な対応が必要です。
鼻隠しのジョイント部のシーリングも欠損していました。
帯上のシーリングも硬化し欠損しかかっていました。
<付帯部>
土台水切やシャッターボックスなどの板金部分はチョーキング現象及び色褪せが見受けられました。次に起きる劣化症状は錆になりますのでその前に塗装して保護する必要があります。
雨樋は褪色が激しく弾力性があるうちに塗装して保護する必要があります。劣化が進むと固くなり少しの衝撃で破損の恐れがあります。
<バルコニー(防水)>
FRP防水が施工されています。打診調査をしましたが浮いていたりする箇所はなく防水層は問題ありませんでしたが、トップコートのひび割れが見受けられましたのでトップコートのみ塗り替えれば問題ありません。
<総評>
特にシーリングの劣化が激しいため早急な補修が必要な物件です。確実に雨水が侵入していますのでそれを食い止めて行かないと躯体に悪影響を及ぼしたりあるいはシロアリの影響もでてきます。
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